2016年11月07日
カレンダーのセールス
毎日新聞の北海道版に2017年の鉄道カレンダーの記事が載ったので、これを拝借してカレンダーの案内状を作成する。カレンダー制作の構想、空撮パノラマ写真撮影、画像データの処理と編集、印刷会社との折衝、そして販売、と一連の仕事に関わってみて、一番難しいのが販売である。カレンダーは版が出来れば印刷枚数が増えても、費用は紙代とインク代の増加分ぐらいである。つまり、部数が増えても全体の費用はそれほど増えない。ただし、部数が増えて単価が下がっても、部数x単価は当然増加する。ここで、どのくらい売れるかを最初に見積もって注文する。しかし、この見積もりには色々な要素がからんでいて、最初の予定通りにならないと売り上げが激減する。今年は見込み違いでどう頑張っても大赤字の予想である。そこで、打てる手は打ってみようと、昨年購入してもらった方々に案内状を作成する。20枚ほど出してみて(20という数字は全体の部数からみるとごく僅かである)、さて販売につながるのは何割だろうか。これが全く読めない。0かも知れないし、案外半数の返事があるかも知れない。参加したパーティに持ち込んで売ってもみる。しかし、買ってもらった事に気を良くして、飲食の支払いをこちらで持ったりしているから、売り上げにはつながらない。まあ、切羽詰まったセールスでなく、道楽と言われるとそれまでで、何かに頭を使っていると認知症にならないのを期待できるかと、その予防代と考えると安いものだと自分を納得させている。
- by 秘境探検隊長
- at 14:09
comments
販売の現場が一番大変なのです。幼い頃、店頭でお客の呼び込みをしていた僕には身にしみてわかります。年末にはお客様が通りかかったら、扉の開け閉めもしていました。でも、大型店舗に勝てるわけもなくお店の建物を売っても借金だけ残りました。ずーとエリートで来た人には、理解していない人が多いようですが。ブログ子さまなら、きっと幼い時から身にしみていますね。
◯◯大鵬卵焼きと言われていた時は、なんとかなっていたのでしょうが日ハムが来てからY新聞の拡張員さんは、とっても苦労しているようです。自腹を切ってもほとんど相手にしてくれないようですから^_^;
もしかして、Amazonの出店店舗などで取り扱ってもらえれば鉄チャンは、日本人には多いのですぐにさばける気がします。
貧乏商人の息子として育った身としては、営業職にはなろうと思ったことはありません。でも、もう一部欲しいのでパーティの時には、カレンダー付きのコースでお願いします♪( ´▽`)
私も高校生まで小さな商店で店番をやった組で、商売人やセールスマンにはなりたいとは思いませんでした。ただ、商売っ気が残っていて、これが時々平穏な暮らしを乱しています。カレンダー販売のためのパーティを企画して、何人集まるか(集めるか)の予測が当たるか外れるか、に少しばかり生きがいを見出しています。
出前講義やオープンキャンパスも営業活動かもしれませんね。営業が下手な来訪者から、ついつい少ない研究費から何か購入してあげたくなってしまいます。
学生にサービス精神旺盛なのも、商人の血統なのでしょか^_^;
先ほど石川さんから、演算工学講座関係の皆さんへのカレンダーパーティの広報メールが届きました。これで演算の皆さんは、後からパーティがあったなんて知らなかったとは言えなくなってしまいました。
僕が敬愛する人物の1人である、あの日本のロケットの父、糸川英夫氏の有名な名言「人生で最も大切なものは逆境とよき友である」に、よき弟子も加えてもらいたいですね。あれっ^_^;
商売のコツは「損して得取れ」であるといわれています。損も得もお金や物に換算できるもので、損得勘定がはっきりしている場合が商売です。で、大抵の場合(商売の素人)は損しても得には結びつかない。そこで、損するものと得するものは違う価値のものだ、と理屈(屁理屈)をつけて折り合いをつけようとしています。カレンダー販売ではどう考えても損は取り戻せない。でも、したい事が出来たという「得」があったのでまあ良しとしよう、といったところで手を打とうとしています。
「演算工学」とは懐かしいですね。一般の人ならこれがどんな学問分野で何を研究しているのか理解の範疇外でしょうね。ブログ子の専門分野を「信号処理」と言ったら、交通信号の何を研究してしるのかと尋ねられたこともあり、世間の理解度は。そんなものなのだろうと思っています。
糸川先生のように「逆境」を大切なものにして生かすまでには至っていませんが、良き弟子はいくら居ても良いですね。こちらは師の立場からは「得して得取れ」ですから、虫が良すぎるかも知れません(^-^;;