2018年06月25日
2016年10月 旧駅舎の記憶が残る比布駅
比布の町名はアイヌ語の「ピピペツ」(石が重なっている・川)の転訛説がある。半濁音の町名は珍しい。旧駅舎はピンク色の壁で、駅舎と並んで特産品のイチゴがデザインされたトイレがあった。2016年に新駅舎が完成、いちごトイレも撤去された。
比布駅は磁気治療器ピップエレキバンのテレビCMで全国的に知られた。2015年に同駅舎を建替えるニュースが流れ、前記CMに出演した樹木希林の名残を惜しむコメントが新聞やテレビで報道された。ホームの駅名標から両隣の駅は北と南比布と知る。
比布駅舎内は冬季に使われる石油ストーブがあり、椅子が並んでいる他に見るべき調度や設備が無い。壁にはポスターや写真が貼られているけれど、殺風景な空間があるだけだ。列車を待つ客がこの空間を無視するようにスマホに見入っている。
宗谷本線比布駅は対面のホームが2面あり、ホーム間に跨線橋がある。列車交換が行われる駅であり、一方のホームに列車が停まっているのを見て他方のホームに来る列車を待つ。上り、下りの列車が重なったところをホームでパノラマ写真に撮る。
- by 秘境探検隊長
- at 10:58
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