Search


Archives

2020年01月29日

爪句集第42集「あとがき」

 この「あとがき」を書いている丁度その日(2020年1月26日)の北海道新聞朝刊に、本爪句集を返礼品にしたクラウドファンディング(CF)の案内が掲載された。最近の爪句集出版に際しては、少しでも出版費用の足しにしようとCFを利用している。しかし、実質的には大した金銭的支援にはなっていない。
 爪句集は元々採算性を度外視した自費出版であり、赤字は覚悟の上である。しかし、40集を超えるまでになると、赤字は半端なものではなくなっている。ここは少しでも赤字幅を圧縮しようとCFを利用している。しかし、返礼品(爪句集)や郵送料を計算すれば、実質的に出版費用に回せる支援金はほとんど期待できない。それにもかかわらずCFを実行するのは、爪句集の宣伝効果を狙っているからである。
 これまでCFは2社を利用して来た。そのうちA社は集まった支援金の10%を会社の取り分としている。前記新聞社のCF(find H)は20%が社の取り分で、その代わり1回は新聞紙面で紹介をしてくれる。このマスコミの宣伝代に10%を当てていると考え、その効果はいかに、と推移を見守る。
 「爪句集を出版してデジタル文芸を広めたい」とのCFのキャッチコピーからも分かるように、提案しているCFは社会的問題の解決やイベント実行を目的としたものではない。趣味の世界のテーマであり、広く共感者を集めるのは難しい。しかし、プロジェクト実行者としてはそれなりに意義のある事で面白いと思ってやっている。今回は1月31日までに支援していただいた方々の名前をこの「あとがき」に追記する事にしている。その支援者の名前を見ると、ほとんどが知り合いであり、見ず知らずのクラウド(群衆)からの支援とはほど遠い資金の集め方になっているのを証明している。
 爪句は写真のファイル名として5 7 5の句を付けたものである。本爪句集の採用写真として、ドローンを飛行させた空撮写真も多い。その空撮は自宅上空や夜間のものがある。人工密集地の自宅庭上空や目視の出来ない夜間のドローンの飛行は、国土交通省東京航空局長の許可・承諾(東空運第15360号、東空検第7034号)を得て行っている点を、誤解のないようにここに記しておく。
 ドローンの飛行や本爪句集に関するCFに関しては北海道科学大学〇〇〇〇教授にお世話になっている。これらの事で同教授にお礼申し上げる。ドローンの空撮旅行では、〇〇工業社員の〇〇〇〇氏と同道する機会があり、その際撮影した空撮パノラマ写真を本爪句集に採用している。ここに記して〇〇氏に感謝する。
 時折WeChatで話題を提供してくれている成都市の西南交通大学准教授の〇〇先生とのやり取りのチャット画面が本爪句集に載っている。〇〇先生やその外チャットに登場するかつての研究室の中国人留学生とのネット会話も面白かった。
 これまで出版した爪句集を大学や高校の図書館、道立文学館、その他の施設に寄贈して来ている。寄贈の際に便宜を図っていただいた関係者の方々にここでお礼申し上げる。爪句集の寄贈は、新しい爪句集が出版される都度行っていきたいと考えている。
 ㈱共同文化社と㈱アイワードの関係者にはこれまで通り本爪句集出版でお世話になっておりお礼申し上げる。これもいつもの事ながら、空撮取材旅行等に運転手として手伝ってくれ、爪句集出版に裏方で支えてくれた妻の爪句集出版への役割は大きく、これを最後に記して妻に感謝する。

クラウドファンディング支援者のお名前(敬称略、寄付順、2020年1月31日現在)

comments

comment form
comment form