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ブログ子さま
「自然」は日本版Natureといったところでしょうか? 当時の一流の研究者が紹介されているようですね。
反射ではなく後ろから音波を透過させていたのですね。電子回路で干渉波を得ていたような感じですが、実像と虚像が分離できたということは、位相が90°異なう信号との干渉縞で得られた2つの画像を得ていたということでしょうか? 現在のSDRのI/Q復調的な感じがします。
「イ」ではなく、点対称である「N」や「S」の使用たのは深い意味があるのでしょうか? この時点でコンピュータでの利用を考えていたのはさすがです。これがマイコンへとつながったと納得です(^^♪
「Nature」は論文誌ですが、「自然」は解説・論評誌です。「自然」にはこのグラビアページに解説を書いたのが最初で最後です。「Nature」には1編の論文も投稿・採用された事がなかったのが少しばかり心残りです。
光のホログラフィーでは物体光(物体からの散乱光)と干渉を起こさせる参照光を別々の光路で設定しますが、音波やマイクロ波では参照波を別に設けるのが困難なので電子的に参照波を発生させ電子回路で干渉を起こさせています。最終的に音波・電波ホログラムを強度データにして記録し、これから光学的に再生を行うため、濃淡情報で記録された位相情報の重なりを取り除けないため再生像が実像、虚像の2重像になります。電子回路のみの信号処理では一方の像だけを取り出す可能性はあります。やってみた訳ではありませんが・・・電波ホログラフィーを雪中レーダに応用する研究を行っていたマリオ??さんならよくご存じの事とは思いますが・・・
物体の「S」は多分Soundの頭文字ではなかったかと思います。「N」はSouthに対するNorthかSignalに対するNoiseの対比でその頭文字を使ったような気がしますがもう半世紀以上の昔の事でどうだったかはっきりしません。
研究者として早い頃当時では先端の研究を行っていたと思うのですが、大学の研究所に所属していて学生の面倒をあまりみなくてもよい環境にいたとか、研究のため利用したマイコンに学生共々と引きずり込まれなかったら、あるいは研究者として大成したかもしれないと思う事もあります。