2017年12月26日
元の群像から離された本郷新作「賛歌」と「躍進」
北海道文化放送(UHB)社屋前に本郷新の「賛歌」と「躍進」の二体の女性像がある。それぞれ動きを表現したブロンズ像である。鹿児島国体のシンボルモニュメントとして1972年に設置された「太陽の賛歌」の男女4体の像が元である。女性の2体を向き合わせで現在のように配置し直している。元の群像では女性像は肩を寄せ合っていて、動きの違和感がないけれど、二体を向き合わせて一方を「躍進」の作品名にすると何かちぐはぐである。雪の季節の裸体像というのも景観には溶け込めない。