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2010年05月02日

胡蝶蘭変化(へんげ)

 マクロレンズを用いて花を撮影すると、拡大された花の部分が奇妙な形となって見え、連想が展開する。室内にある胡蝶蘭を素材にして、この連想作業を行ってみる。花の形が複雑なランは、このような連想に適している。花の奥の方に突起があって、これが蟹の甲羅でその奥の模様が蟹の足のように見える。連想を変えると、蜘蛛のような虫にも見えてくる。この部分の外側には長い蔓状のものがあり、長い腕を持つ大入道のようで、花の内に隠れていた大入道を見つけたようである。

覗き込み 蟹の棲む見え 胡蝶蘭

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腕長き 大入道の 隠れ居り

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2010年03月21日

一年経つと

 今日は、札幌は朝から荒れ模様で、外にも出ず、4月発売予定の花の本の校正刷りとにらめっこである。年度で言えば、3月の年度末に入り、年度変りである。1年経つと、変わるものあれば、以前の繰り返しもある。室内の胡蝶蘭は1年前咲いていたものが、花が落ち、又咲き始めた。花が新しく咲き出したので、変わったといえば、変わったのだが、年々歳々花相似たりで、以前と同じ繰り返しといえば、繰り返しかもしれない。
 ただ、1年前の胡蝶蘭を1テーマにした爪句集が4月には発刊されるので、新しい胡蝶蘭の花と爪句集のゲラ刷りを重ねて写真を撮ってみる。写真だけであれば、同じような花の写真をブログに並べるしかないけれど、本にした点でみれば、月日の経過を確認出来るものが残ったといえる。

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