2023年01月15日
2022年01月20日
自宅前のマンホール
2022年01月17日
狸小路の横断歩道でのマンホール撮影
札幌時計台敷地内に入れ子状態図柄のマンホール
札幌市のカントリーサインは時計台である。カントリーサインの図柄と同じような時計台がマンホールにも描かれている。時計台の敷地内に置かれているマンホールは彩色されたものである。豊平川を遡る鮭が二匹赤色になっている。鮭が赤色なら、時計台の屋根の部分を赤にするとカントリーサインに似てくる。欲張れば時計台にある五稜星も赤にして入れたいところである。千歳市のマンホールにも鮭は2匹で1匹ではバランスを欠くためか。パノラマ写真に撮ると観光客が写ってくる。
鮭の赤 屋根に分けたし 時計台
札幌市の住宅街で見られるマンホール
札幌は積雪の多い大都市である。積雪期には路面のマンホールの部分とその周囲との積雪の段差が出来て、これが車の通行でマンホールの周囲のアスファルトを壊していく。頻繁に補修が行われる事もなく、アスファルトのひび割れが進む。蓋絵は札幌市の市章を中心にして同心円状に小円を並べたものである。市章は六角形の雪華の中に「札」の字を円く図案化し、その中に北斗星を配している。北斗星は「ホ」のカタカナも兼ねていて、サッポロの一文字を取り込んでいるともされている。
「札」の字も 「ホ」の字も入れて 市章なり
千歳アウトレットモール・レラ横のマンホール
JR千歳線の南千歳駅に降り、北口から線路に沿った道を少し歩くと千歳アウトレットモール・レラの商業施設に着く。ここで「レラ」とはアイヌ語で「風」を意味する。施設は2005年にオープンしている。新千歳国際空港からも近いので、外国人観光客をシャトルバスで連れてきているようで、時間帯によっては日本人客より外国人客の方が多いのではないかと思われる。施設の入口横の道路にマンホールがある。中央に千歳市の市章があり、同心円と放射状の線で構成されたデザインである。
下水道 上に市章と 雨水文字
シリーズ2656・千歳市駅前通りの彩色マンホール
JR千歳駅から南西方向に駅前通が延び、通りに沿った歩道に彩色されたマンホールを見つける。デザインは中央に市章があり、4分割され飛行機、支笏湖、千歳川を遡る鮭が2カ所に描かれている。市章は千歳のひらがなの「ち」と飛行機と山、湖を合体させたものになっていて、湖は前記の支笏湖、山は恵庭岳のようである。飛行機は勿論新千歳空港を離着陸して飛ぶものを表している。図柄の頭文字を並べると「さちひさし(幸久し)」となり千歳市民の幸福のおまじないになっている。
頭文字 つなぎ合わせて 幸久し
米の女の子が駅前で客を迎える北広島市
北海道日本ハムファイターズの本拠地を札幌市と競い勝って話題となっている北広島市の商工会のマスコットキャラクターは「きたひろまいピー」である。赤毛の米の女の子で、北広島市が中山久蔵による寒地稲作発祥の地を象徴している。「まいピー」は「米ピース(平和)」を意味している。広島市と姉妹都市でもあり、平和都市宣言の町でピースとなる。JR千歳線北広島駅の東口のところに彩色された「きたひろまいピー」と市の木のカエデの葉がデザインされたマンホールがある。
解説で 米の娘(こ)と知る 米ピース
石狩市庁舎を見る道路に並ぶマンホール
道道44号(石狩手稲通)と273号の交差する辺りは石狩市庁舎をはじめ同市の公共施設が並んでいる。道道273号から同市市民図書館への脇道のところにマンホールがある。蓋絵には同市の市章が中央に配置されている。この市章は見ただけでは意味がつかめない。ネットで調べると、石狩の英語表記の頭文字「i」をデザイン化したもので、5本指と手も表している。手の指が差すのは伸び行く未来で、カラー版では指は緑と赤で木と花を文字部分は青で石狩川を、全体で太陽をと盛沢山である。
単純で 意味盛沢山 市章かな
木古内町の道の駅に出現した咸臨丸
北海道新幹線が2016年3月に開通して新幹線の駅となった木古内駅付近は一新した。道の駅「みそぎの郷」が2016年1月にオープンしている。道の駅の愛称は1831年より続く神事「木古内町寒中みそぎ祭り」から採っている。道の駅に彩色のマンホールを見つける。蓋絵にある帆のある船は日本の蒸気船として初めて太平洋を渡り、戊辰戦争にも幕府軍の軍艦として参戦した咸臨丸である。明治政府に接収された後木古内町サラキ岬沖で座礁・沈没した。流行りのマンホールカードにもなっている。
木古内で 風受け走る 蒸気船
シリーズ1764・例外的読み方がマンホールに刻印されている森町
森町は砂原町と2005年に合併して前の町名が残った。ここで町名に関して例外的な読みが森町にある。市町村は行政の単位名で、砂原町の名前は砂原でこれに町(ちょう)をつけて呼ぶ。森町も町名は森でこれに町をつけるところまで同じなのに読み方は「もりまち」である。こうなると「もりまち」そのものが町の名前になる。函館本線森駅の東隣駅の東森駅の駅前の通りにあったマンホールには「もり」ではなく「もりまち」と刻印されていた。蓋絵には駒ヶ岳と町の花の桜が描かれている。
「もりまち」と 例外の読み 誇示したり
2022年01月16日
防波堤で海を眺める旅行客
長万部駅舎を見て咲くアヤメ
長万部の町は函館本線で東と西に分断されている。西側の市街地は噴火湾(内浦湾)に面する。函館本線の西側に線路と平行に延びる本町通の三叉路にマンホールを見つける。蓋絵は長万部町の花アヤメが描かれている。アヤメは町章と重なっており、町章は「長」の字を図案化し、円は噴火湾を表している。長万部には南部陣屋川の河川敷に「あやめ公園」があり、50種類7万株のアヤメが咲く。長万部駅から徒歩20分程度の距離にある。この公園の近くで函館本線と室蘭本線が分岐する。
噴火湾 「長」字重なる アヤメかな
旧手宮線跡近くの判じ物の蓋絵
小樽運河沿いを走る道道454号が90度方向転換をして道道820号に接続する分離帯のある幅の広い道路がある。この道路が旧手宮線跡を分断する南側の歩道は石板をモザイク状に組み合わせた舗装になっている。この歩道に同じような素材で仕上げられたマンホールの蓋がある。デザインは小樽市内で良く見かけるラッコの親子である。しかし、この種の蓋はラッコの親子のデザインでも輪郭しか分からないものもあり、その蓋絵だけを見ただけで描かれたものが何であるか判別はできないだろう。
絵の模様 これは何かと 判じたり
軌道自転車の見える歩道のマンホール
GWの子どもの日に小樽市内でマンホールの蓋を探して撮影を行っていると、「レールカーニバルinおたる」というイベントを目にする。旧手宮線で軌道自転車に観光客が乗って足漕ぎで動かしている。走行区間の線路の両端に簡易転車台があり、軌道自転車は方向転換して往復する。転車台近くの線路を横切る歩道にマンホールがある。歩道に舗装に合わせた石板製の蓋絵に描かれているのはラッコの親子で、同じデザインでも鉄製のものでは線がはっきりしていて、ラッコとすぐに確認できる。
マンホール 舗装に合わせ 石板絵
入館料金を支払わなくても撮影できた蓋絵
小樽市総合博物館にSLが描かれたマンホールがあるとの情報を得て、同館まで写真撮影に出向く。受付のところで尋ねると、同館の野外展示場にあるので料金を支払って入館すると撮影可能とのことで、その案内に従う。確かに館内の屋外展示場にお目当てのマンホールがある。一通り撮影して館内を走行するSLのアイアンフォース号の転車台のある傍の入館口から外に出ると、そこに同じマンホールの蓋絵があった。最初からこの入館口に来れば入館して撮影する必要もなかったのにと思った。
進み来る SLを撮り 子どもの日
小樽市総合博物館内のSLが描かれたマンホール
小樽市総合博物館は鉄道を主テーマにした展示になっている。北海道の鉄道が小樽から始まった事による。屋外展示場では、往年活躍したSLやディーゼル車を見る事ができる。屋外展示場にSLを描いたマンホールの蓋が地面に埋め込まれている。案内板に展示SLがC12とあるので、これを参考に蓋絵がデザインされたのかも知れない。このSLは小型軽量な機関車として設計され、重さに制限のある簡易線規格の線路を走った。同博物館には1909年製造のアイアンフォース号が動態保存されている。
蓋絵撮り 地面にSL 博物館
蘭越駅前で見る尻別川でのアユ釣り
函館本線蘭越駅の西側と北側に蘭越町の市街部が広がりさらにその西と北を尻別川が流れている。尻別川は延長120 Kmを超す一級河川で、過去に何度も水質ランキング日本一になっている。このような清流なのでアユ釣りが盛んなようで、蘭越駅前にあったマンホールの蓋絵には鮎釣りをしている釣り人が描かれている。蘭越町昆布地区で茂尻川の支流となっている昆布川でもアユ釣りが行われるようで、昆布川とアユの描かれたマンホールもある。茂尻川はさらに北西方向に流れ日本海に達する。
蘭越(らんこし)は アユの清流 茂尻川
蓋絵に菓子のキャラクターがある倶知安町
倶知安駅への出入口の歩道にマンホールやハンドホールが並んでいる。小さな蓋絵を見るとKUTCHANのネーム入り帽子を被ったキャラクターがスキーをしている。このキャラクターを調べてみると菓子の「じゃが太くん」で、菓子の袋に印刷されている。名前からジャガイモを素材にした菓子とわかる。倶知安開基100周年を記念して菓子工業組合で開発され、倶知安町の銘菓となって売られている。それにしても菓子のキャラクターが蓋絵に描かれて歩道で見る事ができるのは珍しい。
菓子キャラが 地面でスキー じゃが太くん
路面に展示された共和町のブランド農産物
国道5号(羊蹄国道)とJR函館本線が並走する小沢駅付近で、駅から上り方向で国道と線路が上下で交差する。その陸橋は鉄道写真撮影スポットである。その交差場所近くに共和町ふれあいセンターがある。センター前の駐車場にマンホールがある。蓋絵には共和町で取れるメロン、スイカ、米(稲)が描かれている。これらの農産物は「らいでん」が冠されたブランドとして市場に出されている。岩内町と蘭越町にまたがる雷電山(1211 m)や雷電海岸の地名の「雷電」からの命名である。
農産物 「らいでん」冠し 名の知られ
岩見沢駅ホームにあるマンホール
マンホールのある場所を記したような地図はないので、マンホール探しは街を歩いてみて、となる。しかし、駅のホームにマンホールがあるとは予想もしなかった。函館本線の岩見沢駅で列車から降りてマンホールを見つける。下水と書かれているので、ホームの下に下水道があるらしい。蓋絵の中心に「米」の字を菱形で囲んだ岩見沢市の市章がある。菱形は北海道を米に見えるのは北海道の中心に位置する同市から道路が四方八方に延びている様を表している。岩見沢駅はJRの要衝でもある。
「米」の字は 四方八方 延びる道
岩見沢駅前通りの読めないマンホール蓋の文字
岩見沢駅前通りの歩道に小型のマンホールがある。岩見沢市の市章に「泥吐弇」の文字。「泥吐」だけなら「どろはき」とでも読めそうだ。しかし、「弇」の文字が加わりこれが見慣れない文字である。後で調べると蓋を被せた容器の意味で読みは「えん」とある。全部を音読みにすれば「でいとえん」になるけれど、関係の業界用語として何と読まれているのかはわからない。このマンホールの傍にあるハンドホールは仕切弁らしい。車道と歩道の間の柵に市の花のばらがデザインされている。
蓋絵には 読めぬ文字あり 泥吐弇(でいとえん)
砂川駅前通の歩道地面のナナカマド
JR砂川駅から国道12号につながる道の歩道に彩色されたマンホールがある。蓋には同市の木のナナカマドの実と葉が描かれている。葉は緑で実は赤く彩色されている。実が赤くなる頃は葉も紅葉するのでこの彩色はちぐはぐである。北海道では市町村の木にナナカマドを指定する自治体は多い。市だけでも砂川市の他に旭川、江別、紋別、士別、苫小牧、三笠、室蘭、稚内とある。マンホールのある歩道の並木はナナカマドではなくイチイ(オンコ)の木のようで緑の葉に赤い実が見えている。
路面では 紅葉せずに ナナカマド
シリーズ2638・アメニティ(Amenity)の文字を見て考える市の理念
砂川市には中空知の中核病院としての市立病院がある。衛星写真にも病院の大きな建物と屋上のドクターヘリ用のヘリポートが見える。病院と隣接する砂川市役所の横の大通りが駐車場を横切る辺りの歩道にマンホールがある。塔の建物は近くの遊水地の管理棟のようである。蓋絵には同市の花スズランと「Amenity Town」(tの1字は大きな木)の文字がある。これは同市が環境庁より北海道初の「アメニティ・タウン」の指定を受けた事による。市民一人あたりの都市公園面積は日本一である。
アメニティ 快適環境 市の理念
歩道で見る宮島沼のマガンとハクチョウ
函館本線は美唄市の付近ではほぼ南北に延びる。美唄駅から中央通が鉄路と直角に西に向かっている。この中央通の歩道のところに薄い彩色のマンホールを見つける。デザインはラムサール条約登録湿地にある宮島沼に飛来するマガンとハクチョウである。湖面を泳ぐハクチョウはすぐ3羽とわかる。マガンの方は数えてみると8羽が空を飛んでいる。マガンの渡りの季節の最盛期には約6万羽が宮島沼に寄留する。国内最大の規模で、それを見て撮影しようと野鳥愛好家がやってくる。
数えれば 8羽のマガン 3ハクチョウ
地面にサソリの居る上芦別駅前
道道365号と道道567号はJR根室本線上芦別駅前でつながる。駅前広場があり道道から駅舎へはロータリーの道に沿って行く。この道に星の降る里芦別市の星座を蓋絵にしたマンホールがある。星座はさそり座である。さそり座はギリシャ神話に由来し、英雄オリオンが女神ヘラにより地上に送られたサソリにより殺された。オリオンも又星座になっている。さそり座の1等星はアンタレスで、蓋絵ではサソリの図の胴体の中央辺りにあり、蓋絵でもひときわ大きく描かれ、文字の説明もある。
サソリ図に 大きな星で アンタレス
地面に星座の見られる芦別市
芦別市は違った絵柄のマンホールの多い市である。これは芦別を「星の降る里」のキャッチコピーで売り出そうとしていて、その星に因んで各星座をマンホールの絵にしているためである。街を自転車で走り星座のマンホールの写真を撮ってみる。道道567号沿いでJR上芦別駅への出入口のところにマンホールがあり、星座はおとめ座である。羽のある女神の手にしているのはナツメヤシの葉と麦穂である。おとめ座の最も明るい星はスピカと呼ばれ、女神の左手の先に文字入りで示されている。
1等星 路上にありて スピカなり
シリーズ2131・奈井江駅前のピアノのオブジェとマンホール
国道12号の美唄市光珠内から砂川市の空知大橋までの29 kmが日本一長い直線道路である。この直線道路と並行して函館本線が延び、直線道路の真ん中辺りに奈井江駅がある。駅舎と隣接して奈井江町文化ホールがある。駅広場と文化ホールをつなぐ広場にグランドピアノのオブジェが置かれていて人目を惹く。そのオブジェを見る歩道のところに彩色されたマンホールがあった。絵柄は川を泳ぐニジマスらしく、川は奈井江川だろう。木も描かれていてこれは町の木のナナカマドかもしれない。
田園地 魚遡(さかのぼ)り 奈井江川
シリーズ2644・新十津川駅前マンホール
JR札沼線(学園都市線)は、利用客がほとんど居ない「北海道医療大学駅」から終点の「新十津川駅」までの路線の存廃が検討中である。新十津川駅は1日1往復である。廃校になった旧西美唄小学校に「北海道鉄道写真館」を開設した時、案内の写真を新十津川駅の駅舎内に許可を得て貼らせてもらった事がある。その駅舎の前の通りに二匹のカエルをデザインしたマンホールがある。カエルは「下水道を整備することにより、自然が蘇り、町に若者が帰り、町が若返る」意味を込めている。
若返り カエルに頼み 町と駅
名寄公園でマンホールを撮ると写るSLキマロキ編成
宗谷本線名寄駅の南方向に名寄公園がある。公園に除雪を行うためのSLを連結させたキマロキ編成が展示されている。このSLは宗谷本線の列車の窓からも眺めることができる。その公園内にマンホールがある。旧名寄市は2006年に風連町と合併し、新名寄市になっており、マンホールに描かれた市の鳥アカゲラ、市の木カエデ、市の花オオバナノエンレイソウは旧市から引き継いでいる。風連町の町の木がシラカバで、新市の木として設定されているので、蓋絵の木をシラカバと見立ててもよい。
蓋絵の木 新市シラカバ 元カエデ
名寄市ではスキーもするアカゲラ
名寄市は天塩川と名寄川に挟まれて市街地がある。この両河川は市街地の北で合流して天塩川となり、川はさらに北に流れて日本海に注ぐ。市街地の東側寄りを宗谷本線が南北に貫き、その中心に名寄駅がある。宗谷本線の拠点駅で、有人の大きな駅である。駅前は広場になっていて道道540号が広場前を走っている。この道沿いの歩道でマンホールを見つける。市の鳥アカゲラがスキーをしている漫画がある。雪の結晶も描かれている。マンホールの所から屋根に時計のある名寄駅舎が見える。
アカゲラが スキーするなり 歩道上
狩勝国道の歩道に並ぶ二つのマンホール
JR山部駅の近くの国道38号(狩勝国道)と道道706号の交差点の歩道でマンホールを見つける。乗っていた愛車(自転車)を止め撮影する。全球パノラマ写真には国道から折れて道道706号を進むと到達する自然公園「太陽の里」の看板が写る。マンホールは異なる絵柄のものが並んでいる。一つはスキー競技を行っているもので、富良野には国際級の大会が行われるスキー場がある。もう一つは実ったブドウで丘陵はブドウ畑で家はワイナリーらしい。富良野はワインの生産でも知られている。
富良野なら ブドウ畑と ワイナリー
町のシンボルのエスポワールの鐘
JR石北線の上川駅は駅前が広場と駐車場になっている。その広場にマンホールが光って見えた。最初、絵柄の構造物が何か分からなかったけれど、これは上川町の開基90周年を記念して建造された大きな鐘である。実物は鐘が5個あり、エスポワール(希望)の鐘と呼ばれている。鐘と共に描かれている花は町の花エゾツツジである。上川駅舎の玄関には同町出身の高梨沙羅選手の応援横断幕が掲げられていて、同選手は2018年の平昌オリンピックのスキージャンプ競技で銅メダルを獲得した。
鐘の音の 聞こえる町や 上川町
観光の目玉が路面に見える中富良野町
中富良野町は田園地帯富良野の中央にあり北に上富良野町、南に富良野市が控える。JR富良野線の中富良野駅は中富良野町の市街部の中心にある。撮影した駅前のパノラマ写真に道道705号ベベルイ中富良野停車場線の標識が見え、その交差点にマンホールがある。絵柄はラベンダーで、英字でラベンダーと町名がある。中富良野駅の北側に季節限定の臨時駅「ラベンダー畑駅」がある。ラベンダー観光のメッカ「ファーム富田」の最寄り駅でシーズン中は観光客で賑わう簡易施設の駅である。
ラベンダー 路面に咲いて 中富良野
占冠村の道路に見る朽ちないカエデの葉
マンホールのある景観を全球パノラマ写真に撮っておくと、撮影場所のメモが無く、さらに記憶に残っていなくてもGoogleの衛星写真と突き合わせると大抵撮影場所を突き止められる。占冠村で三叉路にあったマンホールを撮った場所は占冠村役場の横の道路で、役場正面の道路は国道237号(富良野国道)である。蓋絵として描かれているのは占冠村の木カエデである。四方を山に囲まれていて、黄葉は村の売りの景観である。村名が英字で書かれていて村名の正確な発音を知ることができる。
英文字で 村名発音 知り得たり
シリーズ1397・花で町の美化を促進する和寒町
JR宗谷本線和寒駅は駅舎正面にドーム状の明り取り窓のある特徴のある建物である。駅舎正面から通りが延び、一つ目の交差点のところでマンホールを見つける。蓋絵には町の花カタクリが描かれ「自然の恵み野」、「わっさむ町」、「町の花カタクリ」の文字が見える。作付面積日本一のカボチャの産地であり、キノコも採れる。「越冬キャベツ」でも知られる町である。マンホールのある歩道部分に商工会女性部の寄贈のベゴニアのプランターがあり、町の美化に力を注いでいるようである。
カタクリは 自然の恵み 路面咲き
シリーズ2646・道路に絵本のある剣淵町
JR宗谷線の剣淵駅から駅前通を西方向に進むと国道293号との交差点に出る。この交差点のところにカラフルなマンホールを見つける。町名はアイヌ語の音に漢字を当てはめていかめしい。そのいかめしさとは逆に剣淵町は「えほんの里」で知名度を高めていて、マンホールの絵柄も絵本調である。蓋絵の中に田園が広がり、家があり、工場がある。木があり、町の花のエゾリンドウに蜂が飛んでいる。空には風船が飛び、虹が出ている。絵本を開くとそこには「けんぶち」の物語りがある。
蓋絵(ふたえ)見て 絵本の世界 入るなり
シリーズ2094・映画ロケの建物の残る旧増毛駅界隈
JR留萌線の留萌駅-増毛駅間の路線の廃止により、2016年12月に増毛駅は廃駅となった。駅舎は観光資源として解体されずに残されている。この駅を舞台に高倉健主演の映画「駅 STATION」が製作され、そのロケに使用された「風待食堂」の建物も残っている。建物の横にマンホールがある。増毛町で獲れるリンゴと鰊がデザインされている。リンゴ栽培は昔から同町で盛んに行われてきており、蓋絵にも取り上げられている。鰊漁の方は衰退し、代わってアマエビの産地として知られている。
群来(くき)途絶え 蓋絵に残る 鰊かな
シリーズ2648・おびら鰊番屋で夕日に輝くマンホール
小樽から稚内まで日本海沿いに延びる約380 kmオロロンラインは日本屈指のドライブウェイである。この道を車で走っていて、日本海に落ちる夕日をどこで見ようかと場所の選定に迷う。小平町の道の駅「おびら鰊番屋」に車を停め、松浦武四郎の銅像が小さくシルエットで写る景観と夕日に輝くマンホールを撮る。マンホールには日本最北の国指定重要文化財で北海道遺産にも指定されている「旧花田家番屋」が描かれている。番屋の上に2羽のカモメが飛び、扇形の波の模様が囲んでいる。
夕日(ひ)に光る 鰊番屋や 小平町
シリーズ2602・苫前町の道の駅で見かけたヒグマの親子
苫前町を通過するオロロンライン(国道232号)に接する道の駅「風W(ふわっと)とままえ」は駅名が凝っている。同町の大規模風力発電と電力の単位W、町名を組み合わせている。この道の駅から日本海を眺めると天売、焼尻島さらに利尻島が目に飛び込んでくる。駅の駐車場にマンホールがある。ヒグマの2組の親子、風力発電の風車、町の花エゾエンゴサクが描かれている。ヒグマの絵は同町の三毛別で起きたヒグマによる日本獣害史上最悪の事件と対極の平和的なヒグマを描いている。
三毛別 悲劇と対比 親子熊
北海道遺産北防波堤ドームの描かれたマンホール
日本最北端の駅を目指して観光客が稚内駅に降り立つ。駅舎を貫いて線路が延び、駅舎の外で線路止めに突き当たる。かつてはこの線路は北防波堤まで延び、稚内桟橋駅につながった。北防波堤のドームは高さ14 m長さ 427 mで70本のエンタシス形状柱がドーム屋根を支えている。稚内と樺太泊間に航路があった頃、鉄道とともに交通の要衝の景観だった。現在この航路が消滅しドームは北海道遺産になっている。稚内駅近くのマンホールにはこのドームがデザインされて道端にひっそりとある。
地面でも ドーム支えて エンタシス
立派な村役場近くにある村章入りの汚水枡
稚内市で北海道遺産の登録地でドローンを飛ばし空撮パノラマ写真を撮る仕事が終わり、余った時間でどこに行こうかと考える。稚内市の隣の猿払村を訪れた記憶がないので、マンホールのある景色でも撮れるかと出向く。村役場の近くでマンホールを見つける。村章をあしらったシンプルなデザインである。村章は「知性・勇気・情熱」を表す三稜を広域ゆたかな未開発資源と村政の調和を円にして表現しているとの事である。猿払は「サラ・プツ」(葦原の河口)のアイヌ語が語源である。
村章の シンプルデザイン 汚水枡
太陽があかんべ~をしているマンホール
北見市は2006年に常呂町、留辺蘂町、端野町と合併し、旧町のマンホールがそのまま残っていて、マンホールの蓋絵の種類が多い。中には面白いデザインのものもある。旧端野町の名前の残る石北本線端野駅はメルヘン調の駅舎で端野町の物産センターと一緒になっている。駅前広場には楽器演奏を楽しむ家族の彫刻がある。この駅舎前に太陽がベロを出している図柄のマンホールがある。北見地方は年間の日照数が全国的にも多い。このデザインに気をとられたか、パノラマ写真に穴が空いた。
太陽が あかんべ~して 端野駅
相内駅前の「あめ」マンホール
石北線の北見市内にある相内駅は、最初は正しく読めない。「あいのないえき」と「の」を入れて読む。元々は「相ノ内」駅と表記されていて、これだと読み易い。アイヌ語の「アイヌオナイ」(人の多く居る沢)の転訛の地名らしい。駅前通りにマンホールがある。蓋絵に「ピアソン記念館」とあるので、デザインの建物が北海道遺産にも登録されている、アメリカ人宣教師ピアソン夫妻が生活した西洋館であるのが分かる。設計者はアメリカ人建築家ウイリアム・メレル・ヴォーリズである。
洋館が 地面にありて ピアソン館
シリーズ1573・生き残った白滝駅で見るマンホール
石北線の全駅を取材して「爪句@北海道の駅-石北本線・宗谷本線」を出版した時(2016年2月)白滝の名前の付く駅は上白滝、白滝、旧白滝、下白滝の4駅があった。これ等の駅で現在残っているのは白滝駅だけである。白滝駅は時計塔があり、その先端に風見鶏がついている。駅前の通りの中央にマンホールがあり、白滝村であった頃の村木イチがデザインされている。木の幹辺りに不自然な線があり、何かを表現しているようにもみえる。白滝村は2005年に4町村が合併して遠軽町になった。
旧村の 記憶路面に イチイの木
シリーズ2647・苫小牧市のマンホールの絵解き
人口17万人を超す苫小牧市の人口が2018年1月末の住民基本台帳でわずかに釧路市を上回り道内で4位になった新聞記事を読む。その苫小牧市のJR駅に隣接するホテル前の歩道にマンホールがある。一目みただけでは絵柄がはっきりしない。スケートとステックを認識するとこれはアイスホッケーの選手とわかる。同市は伝統的にアイスホッケーが盛んで2018年の平昌オリンピック出場の女子チームの多数が同市ゆかりの選手である。他の模様は苫小牧の市花のハスカップの花と樽前山である。
ハスカップ スケート競技 樽前山
マンホール蓋絵に登場の「とまチョップ」
JR苫小牧駅南口に市のキャラクター「とまチョップ」がアイスホッケーをしている図が描かれた彩色マンホール蓋が新しくお目見えである。ここでこのキャラクターの名前の解説を読むと、苫小牧の「とま」、ハクチョウの「チョ」ハナショウブの「ョ」、ホッキ貝の「ッ」、ハスカップの「ップ」を合成したものとある。こうなると合成といっても余りにも音の切れ端を並べただけで、キャラクターの名前から連想されるものが無い。アイスホッケーのパックが苫小牧市の位置を示している。
とまチョップ 意味込め過ぎて とまこまい
有珠山と昭和新山を遠望できる長和駅前
伊達市長和町で国道37号(胆振国道)から南西方向に折れて道道385号を行くと室蘭本線の長和駅に着く。長和駅前の道道の歩道のところにマンホールがある。中心に北海道地図と「道」の1字をデザインしている。北海道の管理するマンホールだろうか。下辺に「TMH-600 T-6」とマンホールの型番が刻印されていて、これは小樽市にある「田中工業」社製であるとわかる。マンホールのある場所から長和駅舎の一部と電話ボックスが見える。北の方角に有珠山と昭和新山が眺められる。
道道に 北海道が 入れ子なり
JR登別駅前通の鬼のマンホール
列車で特急列車の停まるJR登別駅に降りると鬼が出迎えてくれる。ホームの歓迎看板の鬼の絵も駅前の大きな赤鬼の像もある。駅前から北西方向に延びる道路のマンホールにも鬼がデザインされている。マンホールには1本角と2本角の鬼が仲良く温泉に浸かっている。鬼の背後には稲妻も描かれていて、雷雲から降りて来て登別温泉で一休みしているところか。マンホールの背景の橋は道道782号が登別川を横切るところにある新登別大橋である。花は市の木のツツジの花をデザインしている。
シリーズ2645・幌別駅前マンホール
特急が停まり、駅名も登別なのでJR登別駅が登別市の表玄関と思っていたら、登別駅は観光地登別温泉の最寄り駅である。登別市の中心部は幌別駅からアクセスする。幌別駅は高床式で階段を登って駅舎に入る。駅前に金属パイプのモニュメントがある。駅前通りの歩道に子鬼と子熊が並んでデザインされたマンホールがある。登別温泉の地獄谷からの連想から鬼の登場で、登別駅の駅前には大きな赤鬼の像が置かれている。熊の方は温泉地に隣接する「のぼりべつクマ牧場」の代表だろう。
登別 観光地なり 鬼と熊
2022年01月15日
豊浦町の情報が伝わらないマンホール
シリーズ2639・町章解読に手間取る萩野駅前マンホール
室蘭本線の萩野駅は近くに日本製紙の工場があり、かつて貨物輸送の拠点駅であった。駅は白老町萩野地区にあり室蘭本線と並行する国道36号(室蘭街道)に出る短い駅前通がある。この道路に白老町の町章を描いたマンホールがある。町章は白老の「白」と「オイ」を図案化したものである。中心にある白の文字はわかるとしても、それを囲む二重円に「オイ」の文字を探し出すのは手間取る。白老の町名はアイヌ語のアブの多い所の「シラウオイ」に由来している。萩野は日本語の地名である。
白オイ(老)の 図案読み解く 蓋絵かな
JR早来駅前の雪だるま
JR早来駅玄関の歩道に「はやきた」の文字の入ったマンホールがある。旧早来町のマンホールである。早来町は2006年に追分町と合併して安平町になっている。マンホールに雪だるまが描かれている。これは町おこしとして早来郵便局から「雪だるま小包」が全国に送られ有名になったことに由来している。中央には旧早来町の町章があり、これは「ハヤ」を円形に図案化したものとされている。描かれたスズランは旧早来町の花である。馬はこの地が競走馬の生産地であることを表している。
旧町章 「ハヤ」の図案化 丸に線
ツツジの描かれたむかわ町ハンドホール蓋絵
鵡川駅前で町名や町に関連したデザインのマンホールを探してみるが見つからない。マンホールではなくハンドホールに町名入りのものがあった。蓋絵にはツツジの花が描かれていて、これは町の花である。鵡川町は2006年に穂別町と合併して「むかわ町」となっていて、それ以前の鵡川町の花がツツジで穂別町の花はヤマツツジである。写真に撮ったハンドホールと同じデザインで、旧町名の「ほべつ」の蓋絵も存在していて、合併以前に同じデザインのものが利用されていたようである。
町名が 変わりても咲く ツツジかな
シリーズ2313・レコードから流れる音をイメージした新冠町
新冠の市街地はJR日高線の南の浜側と北の山側に分かれている。日高線が国道235(浦河国道)と接近し並ぶようになるところに「道の駅サラブレッドロード新冠」があり、隣接して「新冠町レ・コード館」がある。同館は町興しとして誕生しており、寄贈された約98万枚のレコードが保存されている。新冠駅近くの日高線を横切る道路の歩道でマンホールを撮る。レコードから音楽が流れ出して行く様子がイメージ化されている。四角い形が並んでいるけれどレコードジャケットかも知れない。
蓋絵から レコード音の 流れたり
旧三石町の町名の下の優駿の親子
JR日高線本桐駅は旧三石町にある。駅舎の前の広場に馬の親子が牧場で連れだっているデザインのマンホールがある。旧三石町は軽種馬が生産されている優駿の里である。蓋絵には旧三石町の花ハマナスが描かれている。山は同町から遠望できる日高山脈である。草のような絵があり、これは多分三石名産の昆布だろうと思われる。三石町は静内町と2006年に合併して「新ひだか町」になっている。日高線は2015年1月以降不通状態が続いていて、本桐駅に列車が再び来るかどうかは分からない。
ハマナスの 咲く牧場に 親子馬
シリーズ1376・日高山脈が遠望できる荻伏駅前広場のマンホール
高波被害でJR日高線の不通により2015年1月以来列車の来なくなった荻伏駅は線路脇に車掌車改造駅舎が置かれている。以前は簡易委託駅で有人駅でもあった。雪の季節の晴れた日は、ホームから眺める日高山脈の景観がすばらしい。駅前広場にマンホールがある。浦河町の花日高山ツツジが五つデザインされ、浦河町のローマ字名もある。これは荻伏村が浦河町に編入され、浦河町になった事に由来する。ツツジは木花で町の木でもよいのだろうが、町の木の方は日高五葉松が指定されている。
文字見れば 漢字カタカナ 英字あり
シリーズ2637・海と牧場の浦河町
浦河町は港に接して町が開けた。しかし、海に張り出す高台と港の間に辛うじてある平地を走る国道235号(浦河国道)の両側に市街地がある。浦河町役場は元々海であったところを埋め立てて建てられた。国道の2丁目のところに彩色のマンホールを見つける。馬と乗馬をしている人が描かれている。背景に牧場があり、日高山脈も見える。浦河町西幌別には多くの牧場があり競走馬の産地になっている。絵笛地区にも牧場がある。蓋絵のUrakawaの「U」字は蹄鉄で馬産地を象徴している。
彩色絵 日高山脈 雪冠り
パークゴルフ発祥の地のデザインのマンホール
幕別町JR札内駅前に彩色マンホールがある。絵柄を見ると色々なものが組み合わさっている。同町がパークゴルフの発祥地であることから「PARKGOLF」の文字と日本パークゴルフ協会のマークのクマゲラが居る。「WOODPECKER」はキツツキで木のクラブで木のボールを打つことの連想からクマゲラがデザインされている。ゴルフクラブを交差させた部分もある。切り取った3個のメロンが囲む中央の模様は多分メロンの表面にある皺だろう。「MAKUBETSU」の町名も見える。
クマゲラも メロンもありて 幕別町
雪解けの歩道に現れたブドウ
JR根室本線池田駅から西に延びる道道237号を池田町総合体育館・図書館の建物に向かって歩いて行く歩道にマンホールがある。蓋絵はブドウの葉と実と蔓にTokachi Ikedaの文字が浮き彫りにされている。実の部分にはカラーのタイルのようなものがはめ込まれている。ブドウは同町の特産品のワイン用のものであろう。同町に山ぶどうが生っているのがワイン造りのきっかけとなった事から、山ぶどうをイメージしたものかもしれない。このマンホールと並んで町章を中心にしたマンホールもある。
ブドウ蔓 町名で伸び 池田町
歩道で行われる長靴アイスホッケー
同名の市と町が隣接してあるのは珍しい。釧路市と釧路町の同名の自治体が出来たのは区制施行に端を発する。1920年に釧路町が区制となり、人口集中地区を釧路区その他を釧路村としてその後区は市に、村は町となり現在の自治体になっている。釧路町役場は同町別保区にあり、JR根室本線の別保駅が近くにある。駅の北側に線路と平行に走る国道44号(根釧国道)の歩道にマンホールがある。蓋絵は長靴アイスホッケー競技をする人が描かれている。このスポーツは同町が発祥の地である。
長靴を スケートに代え 競技かな
Googleで見える浜中桜公園の吊り橋
JR浜中駅は霧多布岬の付け根にある浜中町の中心部からかなり離れた内陸部にある。浜中町出身のモンキー・パンチの漫画「ルパン三世」の登場人物の絵のある駅から駅前通を歩く。路上でマンホールを見つける。蓋絵には桜と吊り橋が描かれていて、浜中桜公園がモデルのようである。同公園には駅前通をほぼ東方向に歩いてゆくと辿り着く。Googleマップの衛星写真でも園内にある吊り橋を確認する事ができる。衛星写真でマンホールに描かれた対象を探して調べる事ができる時代になった。
Googleの 衛星写真 写す橋
白糠町の駒踊りマンホール
白糠町に伝わる伝統芸能のひとつに「駒踊り」があり、これがマンホールの蓋のデザインになっている。青森県に伝わっていた「野馬捕り」の踊りが、大正時代に移入され町の伝統芸能に育ったと言われている。馬に扮した踊り手が二人、太陽の下で踊っている様が描かれている。汚水とか白糠の町名の文字が一切なく、ちょっと変わったデザインである。白糠駅前の道路にあったものを撮影している。白糠駅は上りの特急の停車する駅で、釧路から普通列車で行き撮影後特急で帰札した。
おすい文字 町名も無く 蓋絵なり
厚床駅前マンホールの絵解き
JR厚床駅はかつて根室本線から旧標津線中標津駅への支線の分岐駅であった。駅ホームに旧標津線の説明が置かれている。駅前通に駅舎を正面に見据えてマンホールがある。蓋の絵柄は地味なもので、根室市の市章が中央にある。この市章の絵解きは面白い。中央に根室の頭文字のカタカナ「ネ」がある。それを囲んで6個の「ロ」の字があり、これで「六(む)ロ」、合わせて「ネムロ」となる。マンホールには「雨水」の文字があり沢山空けられた空気穴は水圧で蓋が飛ばない用心だろう。
市章あり 「ネ」と6個の「ロ」で 根室なり
中標津町8号線のマンホール
中標津町の市街部は根釧原野の平野部にあり市街部の外れを国道272号(釧標国道)が南西方向から北東方向に走っている。国道と直行して道道8号が市街部を貫いている。国道と道道が交差する交差点から少し離れたコンビニ横の三叉路にマンホールがある。蓋絵には町の北西方向に望める知床連山を背景に、町の花の「エゾリンドウ」が描かれている。「なかしべつ」の町名も見える。蓋絵の無色のエゾリンドウは形がイソギンチャクのようにも見え、色無しで花を表現するのは難しい。
草の海 リンドウ似たり イソギンチャク
2018年03月25日
シリーズ2635・白糠駅前歩道から出る太陽光線
雪解けが進行中の白糠駅前通の歩道にあるマンホールの蓋絵を一見して、灯台から光が放射されている絵かと思った。絵は同町の坂の上公苑にある開拓者顕彰碑の高さ12 mの台座に置かれた太陽の手である。本郷新制作で1966年に設置され、1995年の釧路沖地震で手が落下したものが修復されている。掌の部分に穴が開けられていて、この穴の部分に太陽が入って見える様子を放射状の光で表現している。顕彰碑のある高台から見える同町の海と岬と飛んでいるカモメが描かれている。
灯台と 見間違う塔 太陽(ひ)の手なり
2018年02月25日
十勝清水駅前の六芒星町章
2018年02月24日