2008年05月25日

牛の像を訪ねて

 大抵の市は、市の花や木を定めている。江別市の場合、市の木はナナカマドで市の花はキクである。市の鳥を制定している市もある。札幌の市の鳥はカッコウで、小樽はアオバトである。しかし、江別市は市の鳥は制定していないようである。
 市制定の生き物は鳥ぐらいまでで、動物とか魚、昆虫は聞いたことがない。江別の市の魚(正確には魚ではないけれど)となれば、これは市のマンホールのデザインにも採用されているヤツメウナギに決まりであろう。

 大都市は動物とは縁遠いせいか、市制定の動物というのは聞いたことがない。もし、江別市制定の動物として候補を挙げるとすれば、最右翼にくるのは牛ではなかろうか。これは江別市には町村牧場のような名前の通った牧場があり、酪農学園大学のように酪農業を教育・研究の対象にした大学があることにもよる。

 江別市で牛を見ようとすれば牧場や酪農大学に行くとよく、牛は馴染みの家畜なので秘境のテーマに取り上げるまでもない。しかし、牛の大きな置物となると、江別市ならではのところがあるので、目についたものを写真に撮ってみた。

 江別いずみ野にある旧町村牧場には由緒ある牛のブロンズ像がある。1959年米国カーネーション牧場から輸入した「ローヤル・ヒット・パレード」と名づけられた牛で、1974年に死ぬまで優秀な乳牛の子孫を残している。牛の像の製作者は峯孝である。

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 町村牧場は1992年には石狩川の対岸の篠津に移り、残された牛舎はそのまま展示場となっている。酪農に使われた農機具などが展示されていて、無料で見学できる。しかし、ここでは生きた牛を目にすることはない。その代わり大きな牛の置物が展示牛舎内に置かれている。本物の大きさで出来もよいもので、ぼんやりしていると急に本物の牛が現れたかとびっくりする。篠津に移った町村牧場には牛の置物が芝生の上に設置されていて、訪れた観光客の写真撮影用になっている。

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 酪農学園大学の施設には「乳絞り体験」の文字を背負った牛の乳房部分の置物があった。係りの人も居なかったので体験することはできなかったが、傍には牛を象ったベンチもあって、子供には喜ばれそうな牛達であった。

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 国道12号線から酪農大学方向を見ると、広い芝生の向こうに大学のサイロがあり、その横に大きな牛の絵がある。牛が出迎えてくれる江別市であれば、市の動物を制定するとしたらやはり牛である。

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