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2008年12月25日

住宅街の看板

 散歩がてらに、歯科医院から住宅街を歩いて帰宅することにした。で、住宅街にある看板を注意してみると、これが考察するとなかなか面白い。

 「ドロボー・痴漢・空巣にご用心」、というのが目についた。ドロボーは泥棒の漢字があるけれど、この看板のものはドロボーと叫び言葉を看板にしているから、カタカナ書きになっているのだろう。痴漢は赤字で、視覚に訴えている。確かに痴漢行為は視覚が導火線になっているから、これは理にかなっているか。空巣は冷静に漢字標記である。空巣は密やかに行われるから、アキスーとも叫ぶこともできなければ、色文字にしても空巣の感じにはそぐわない。こうしてみると、看板にも書き手の気持ちが込められているのが感じられる。

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 住宅街の空地に立木があって、「山火事注意」とある。雪野原もあって、山火事と言われてもピンとこないけれど、夏でもこの広場に山火事はないだろう。焚火注意なら分かるけれど、今時住宅街の広場で焚火をするなんて考えられない。「山火事注意」の看板が余ったので、取り付けているのだろうか。

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 「交差点事故多発」というのもあった。何の変哲もない住宅街の交差路で、自動車が行き交うところでもなさそうで、どうしてここだけが事故多発なのか分からない。人同士がぶつかる、それはないだろう。

 そんなどうでもよいことを記事にするまでもない、と言われると、はい、ごもっともとなるのだが、都市秘境探検家としては、日頃からどうでもよいところをウォッチングして記事にする癖がついているので、看板も観察対象になってしまう。

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