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2010年05月20日

ルピナスの葉の水滴

 ルピナスは丈夫な花である。春先、庭に緑の葉がいつの間にか大きくなっている。花茎が伸びる前に、輪生の葉を広げる。雨の後には、この葉の要の部分が受け皿となって、水滴が溜まっている。水滴が光を屈折させて、ルピナスの葉の一部をガラス球のような水滴の内に閉じ込めている。水滴が複雑な反射や屈折を行う状況では、葉が何枚にもなって見えている。ルピナスの花が咲き出すと、真上から花を撮ると万華鏡のように見えるけれど、葉の上の水滴も万華鏡を見るようである。

ルピナスは 水玉花を 葉に装(よそ)い

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水滴に 葉の分かれ見え 万華鏡

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