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2010年08月28日

プランターのベゴニアが迎える知来乙駅

 月形町で国道275号から道道11号が分かれ、この道道が札沼線を横切るところに知来乙駅がある。待合室の小屋がホームのはずれにあり、いくつかプランターが置かれている。プランターにはベゴニアの花が、暑い夏の日差しを浴びている。手入れが行き届いているようで、地域の住民が環境整備に努めているらしい。それにしては、待合室の壁に、「チカン・変質者に注意」の文字が見える。周囲に人家のない無人駅で、変質者が出没する状況が想像できない景観が広がっている。

ホーム横 ベゴニア迎え 知来乙

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ベゴニアが チカンの文字見 駅の小屋

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comments

チカンと不法投棄との共通点発見。
これまで痴漢の出没場所はイメージとして特定されていますが、テレビで最近発生した凶悪な痴漢の事例を見ると 
唖然とするばかりで、今回は秘境探検隊長のこの厄介な世相への切り口の並々ならぬものを実感しました。
JR学園線・当別駅から江別近くに有野さんという花を栽培している稲作農家があり、5年前の秋、緑肥ひまわり満開写真が北海道新聞に掲載されたので訪問し試料採取させて頂きました。
実は、有野宅の前を走っている2kmものひまわり満開の道路「通称ひまわりロード」に沿って空き缶とか空き瓶などは全く見当たらないのに「不法投棄は犯罪です」と書かれた大きな看板が立っておりました。
不思議に思って有野さんに尋ねましたところ、以前は空き缶どころか通称「不法投棄街道」の状態で、地域の農家の方が逆転の発想で考えたのが「ひまわりロード」で、以後不法投棄はピッタリ止み、当時の看板だけが違和感を残してそのまま立っていると判りました。
その後初雪の舞う11月中旬までひまわり採取をさせて戴きましたが、寒風吹き荒ぶ時期にさえ凛として咲き誇るひまわりは、どんなドライバーに対しても花への敬虔なマナーを呼び覚ますのですね。

  • 伊東 裕
  • 2010年08月28日 12:07

追記
滝川駅のアサガオや、追分駅のひまわりや今回の知来乙駅のベコニアなどに共通しているのは、家庭の花壇と違って四季の花を手入れするには植えっぱなしでなく、毎日水遣りなど手間の掛る事で、人影は見当たらなくとも、チカンには何時現れるかも知れない手入れする人の気配を意識すると思いますさらにチカンに注意とあれば、これほどの抑止力はないと思うわけです。
探検隊長は敢えて壁の文字の違和感を取り上げたと思います。

  • 伊東裕
  • 2010年08月28日 13:03

 伊東さん 確かにゴミや廃棄物の不法投棄がためらわれる環境にして、これらの不法行為を未然に防ぐというのは考えた戦略です。
 「不法投棄は犯罪です」とか「痴漢出没」の看板が、周囲の雰囲気とは相容れない状況になっていると、注意の趣旨が実現されている結果だ、という考えは一理あります。
 そのために、手間隙や費用がかかるとしても、結果的には安上がりになるのでしょう。

  • 探検隊長
  • 2010年08月28日 14:55
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