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2010年11月11日

棘を従えたハリギリ(針桐)の冬芽

 ハリギリは高木で、成木の幹の樹皮は堅い襞で覆われている。これが若木になると、幹は滑らかで、所々に鋭い棘がある。針桐の名前はこの棘によっている。別名にセンノキ(栓の木)がある。冬に向かって、若木の幹に付いている葉の葉柄の部分が落ちると、そこに冬芽となる部分が顔を出す。出来たての冬芽はまだ緑色が残っていて、その部分は棘で守られるようにしてある。冬が進行するにつれて、丈夫な外皮で覆われた冬芽になり、冬芽が頭で棘が両腕を広げたように見えてくる。

葉の落ちて 顔出す冬芽 棘守り

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両腕の 棘を広げて 冬芽かな

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