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2011年01月13日

雪外套をまとったナナカマドの実

 雪の季節の木々は黒い木肌を晒している。雪の作り出す白い背景の中の黒い木肌は、モノクロームの世界の役者たちである。その中にあって、例外的な存在はナナカマドである。雪の季節が進行しても、赤い実が枝から下がっている。木肌が家の壁に近い色だと、枝が壁の色で隠され、ナナカマドの実が雪を被って空中に浮かんだように見える。実に雪が積もってくると、ナナカマドの実が着けているものは、白い外套のようで、外套に包まった赤身が、わずかに見えているようになる。

降る雪を 赤い実受けて 浮飾り

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雪外套 赤身隠して ナナカマド

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