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2011年12月06日

木の幹に棲む大嘴の鳥

 木に棲みついて、木と一体になった鳥がいる。鳥の種類ははっきりしないけれど、その大きな嘴が特徴的である。この嘴で何か餌を捕りたいように見えても、木の幹から離れられないのでは、ひたすら上から落ちてくるものを待つしかない。しかし、餌になるようなものは期待できないようで、雪が嘴にかかる程度である。横から見ると、立派な嘴が木の幹から飛び出していて、この嘴に勝てる他の鳥はいないだろう。冬を迎えると木の葉も消えて、大嘴の鳥たちが嘴を誇示している。

幹鳥は 嘴伸ばし 雪被り

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冬空に 大嘴を 誇示したり

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樹肌に現れたこれまでの人の顔立ちは、それぞれが様々な喜怒哀楽模様を思わせ興味深かったのですが、今日の一枚は、珍鳥の赤ゲラの大きめに育ったヒナが幹の巣穴から嘴を突き出している光景そのもので、自然が見せてくれる造形現象は秘境的です。 

  • 伊東裕
  • 2011年12月06日 08:57

 今まで、木は黄葉とか若葉に注意が行っていましたが、葉が落ちた後の木に自然の造形がないものかと探すようになっています。時々面白いものが目に留まります。

  • ブログ子
  • 2011年12月06日 10:47
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