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2011年12月21日

ヒヨドリとナナカマドの実

 ヒヨドリがナナカマドの枝に止まっている。灰色と白の斑模様の胸毛と、目の縁からあごにかけ茶色の模様があり、色彩的にはくすんだ色の鳥である。周囲のナナカマドの赤い実と背景の青空が、この地味な色の鳥を引き立てている。写真を撮られるのを嫌った訳でもないのだろうが、急に枝から飛び立った。自動撮影の設定では、広げた羽はぶれて写ってしまう。マニュアルモードでシャッター速度を調整して撮れば、羽の一枚一枚が鮮明に写せるのだろうが、そこまでの腕は無い。

地味色の ヒヨドリ飾る ナナカマド

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自動撮り 瞬時撮り得ず 羽のぶれ

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確かにシャッター速度を上げれば羽の一枚一枚は静止状態で撮れると思いますが、むしろぶれていると判るこの方が、例えばハチドリのホバリングのような高速の羽ばたきを連想し、全体としても図鑑では得られない躍動感のある写真としての価値もあるように思います。

  • 伊東裕
  • 2011年12月21日 19:37

 確かに、高速カメラのように一瞬を撮影すると、動くものが止まっているかのように見えます。したがって、動いている感じが減じてしまう点があります。
 動きを効果的に表現する場合、ぶれや流れは大切な要素です。車の流れ画像を写して、車が止まっているのではなく、走行している感じを出したりします。高速カメラで、走行している車を写しても、静止した車を写しても同じなら、走っている車を静止しているかのように撮っても意味がありません。
 鳥の場合、羽を広げていれば飛んでいると認識するため、この認識を頭において、静止したような鳥でも実際は飛んでいるのだ、という了解のもとで見ているので、腕(カメラか)に自慢の人はひたすら飛んでいても静止したような鳥を撮ろうとします。
 時間(運動)を離れて、空間で考えてみると、今度は逆に注目したい対象意外はぼかして撮る技法が腕のみせどころと、はっきり見える対象でもぼかします。
 鳥のように動く対象を静止しているかのように撮ることと、はっきりしたものをぼかして撮ることは逆の表現なのに、その両方に力を入れて撮るのは、写真技術を誇示したい点が作用するせいかな、と思ったりしています。 

  • ブログ子
  • 2011年12月21日 20:56
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