2007年03月24日
北の誉酒泉館
小樽は酒造りが盛んである。北の誉酒造、雪の花酒造、田中酒造と名前を挙げていくことができる。観光都市小樽と組み合わさって、酒造りの現場の見学やブランドの酒の直販が行われている。そのようなところの一つとして北の誉酒造の「酒泉館」があり、見学しに出かけてみた。北の誉の看板と大きな暖簾が出ている立派な建物である。
人の空いている時に当たったようで、客がいない店内が一目でみわたせた。そこで目に入ったのが、売り場のカウンターのところにあった車の運転者への禁酒の注意書きで、これが逆禁止マークだった。注意されるまでもなく、車で来ると酒の試飲は控えるので、酒倉巡りはバスか列車を利用する方がよいようだ。
小樽で酒造りが盛んな理由の一つは良い水が得られるためである。北の誉酒造は勝納川に沿ったところにあり、この川は奥沢を通って流れてくる。この水系には伏流水もあって、この伏流水が酒造りのために利用されている。
冬に積もる雪も解けて一部は伏流水になるのだろう。と思いながら勝納川沿いの道路脇に積もった雪を眺めると、ここにも逆禁止マークがあった。植栽があるので車の乗り入れ禁止の注意であるけれど、この時期道路の脇は雪の山で、車が駐車するスペースはない。この禁止マークが立てられている川岸を越えた向こう側に北の誉の工場があり、建屋の壁にこの酒の文字が大きく書かれているのを目にすることができる。
- by 秘境探検隊長
- at 03:06
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