2007年05月29日
読みの難しい地名
小樽、石狩には読み方が難しい地名がある。しかし、読み方が難しい地名として紹介されるので、返って有名になり、読める地名になっているのかも知れない。
地名の読み方がローマ字表記になっているのは信号機の標識とか、道路脇の看板で、大抵はそれを見つけたからといってその場で停車できるような状況にはなく、写真を撮るのが難しい。その難点を克服して撮った例を載せておく。
忍路(おしょろ)は練習線のおしょろ丸や臨海実験所があるので、北大関係者には案外知られているか。
花畔(ばんなぐろ)はこの地区にでも住んでいなければまずは読めない。ただ畔は「くろ」とも呼ばれているので、「はなくろ」に近い読み方ではある。
石狩にある聚富(しっぷ)も読めないだろう。石狩には生振(おやふる)という地名もある。長らく望来はぼうらいと発音していたけれど、これは「もらい」である。
浜益(はまます)には濃昼(ごきびる)というのもある。この地域は読めない地名だらけである。そのうち読めない地名の標識の写真をとるために、一度も行ったことにない浜益まで足を延ばしてみようかと考えている。
小樽のはずれの蘭島町から余市町へ抜けるところにフゴッペという地名がある。フゴッペトンネルの要り口に漢字表記の標識があったけれど、漢字を見せられてもこれは読めない。
- by 秘境探検隊長
- at 10:36
comments
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大変、興味深く読ませていただいております。
今回の記事のなかで「花畦」で「ばんなぐろ」とありましたが、「畦」ではなく、「畔」です。
石狩市で一番、読めないのは、旧厚田村の「安瀬」ではないでしょうか。これもアイヌ語が語源と思われますが「やそすけ」と読みます。
それにしても、さすがに小樽ですね。奥の深さを感じます。
花畔の漢字違いをご指摘いただき有難うございます。この地名の入力をするとき「あぜ」と入力したものですから最初の「畦」をそのまま選んでしまいました。2番目に出て来る「畔」でした。あぜの漢字が2種類あって、その区別は調べていません。パソコンの辞書に「ばんなぐろ」の漢字地名を登録しておけば以後は間違わないと思いますので、そうすることにします。
安瀬(やそすけ)は知りませんでした。機会をみてローマ字表記の看板の写真を撮って来ようと思います。
いつも拝見しております。
さて、難読地名で一点。
秘境100選サイトにも投稿しておきましたが、「望来」は、正式には「もらい」ではなく「もうらい」ですね。
「Tokyo」と書いて「ときょ」ではなく「とうきょう」と読むのと同じ表記です。
ちなみにそちらで指摘されていた「ハッタリ」は、「淵」の意味のようです。
鷲尾様、ご指摘有難うございます。「もうらい」でしたか。この地名普段の生活で使うことがなく、ローマ字読みをそのまま発音に直していました。
「ハッタリ」は「淵」ですか。確かに発足は厚田川に沿っている地名で、淵はありそうです。