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2007年11月23日

時計台のホログラム

 昨日投稿した佐藤先生のホログラムの再生像で自分の過去の研究を思い出しています。今から20年前の1986年に専門書「波動信号処理」を著したことがあります。この本はあまり売れず(定価も3800円と高かった)、初版で増し刷りがなく絶版になってしまいました。ただ、著者としては自分の研究成果に基づいて、精を込めて書いた本なのでいろいろ思いが詰まっている本です。

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 この本の口絵部分に当時では本に刷り込むことは珍しかったホログラムを刷り込んでいます。CG(コンピュータグラフィックス)技法のワイヤーフレーム・モデルで原画を制作し、これからホログラムを制作しています。実際にホログラム化したのは大日本印刷です。口絵のホログラムの上部の写真は当時研究していたマイクロ波の電波でホログラムを製作する実験の様子の写真です。これらの研究成果も研究史のなかに埋もれてしまったという感じです。

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comments

「波動信号処理」非常に参考になりました。先日から手元の書籍のデータベースを作成しており、表紙の写真が欲しくて検索していて、このページに辿り着きました。
s

  • 2010年11月06日 19:55

sさん 拙著参考にしていただき、有難うございます。この本で「波動信号処理」なる用語を広めたかったこともあったのですが、そうもならず、自宅の書棚には1冊あるはずですが、今では見返すこともなくなっています。いや、懐かしいです。

  • A
  • 2010年11月06日 20:23
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