2008年05月02日
エルフィンロード
千歳線の跡地を利用した「札幌北広島自転車道」は1997年から整備が進められて、2004年には札幌の白石区からJR北広島駅まで一本のサイクリングロードとしてつながった。札幌側は最初「白石サイクリングロード」、2008年には「陽だまりロード」と命名され、広島側は「エルフィンロード」と名づけられている。
現在のJR千歳線と並行して走るこの自転車道は、札幌市白石区、厚別区、北広島市の緑豊かな緑地と森林地帯を貫く21kmの距離があり、エルフィンロードの部分だけでは8kmとなる。この自転車道は大都会の中で自然と親しみながらサイクリングを楽しめる環境を提供してくれていて、大方の市民にとっては都会の秘境になっているのはもったいない。
この自転車道はひたすら自転車を走らせるか、人によっては自らの足でランニングをするか、さらに軽い運動なら散策するのが目的の道である。この本来の目的から外れる施設は、この自転車道にはほとんど無く、自転車道が伸びているだけである。ただ、エルフィンロードの中間あたりに「自転車の駅」と呼ばれる、休息所と貸し自転車のサービスを行うところがある。
しかし、自転車を借りるためにこの場所までどうやって来るのかの疑問が残る。歩いて来ては貸し自転車を使うまでもない。駅から離れたところにパーキング場とおぼしきところがあって、自動車が止まっていたから、自転車道とは別の自動車道でここまで来られるようなのだが、地図で調べてもよく分らなかった。
エルフィンロードの途中には「学習の森」や「水辺の広場」といった場所が設定されていて、自転車を降りて散策できるようになっている。散策路を分け入ると春なら水芭蕉をみることができる。コブシや山桜もところどころに咲いている。近づくことはできないけれど、養鯉場のプールなども自転車道から見下ろすことができる。
出発点、あるいは到着点となるJR北広島駅には「エルフィン・パーク」があって、大きな天蓋のある施設内に自転車を入れることができる。北広島市が自転車活用やサイクリングに力を入れているのを示す建物でもある。
- by 秘境探検隊長
- at 02:54
comments
私もできた当初、白石のサイクリングロードからここまで来ました。レンタルサイクルもできるんですか。北広島が自転車のまちと、さらにどのように変貌していくのか楽しみです。
5月からガソリンは大幅値上げで、取材は自転車に切り替えています。それでサイクリングロードのような対象は好都合です。しかし、新篠津村となるとやはり車となりますかね。
新篠津はもちろんですが、豊幌にもまだ自転車で行ったことがありません。挑戦したいと思っていますが・・・。
札幌-旭川を自転車で走破した経験もあるので、豊幌、新篠津村ぐらいは一日でまあどうにかなるかとは思いますが、自動車道は危ないのが難点です。