2008年05月07日
JR豊幌駅
江別市と岩見沢市の市境界にもなっている三日月湖を見るため豊幌駅まで電車で、駅からは自転車で行くことにする。GWの後半の日曜日の朝で、行楽に出かける人で車内は込み合っているかと思うと、江別駅終着の電車はほとんど人が乗っておらず、江別駅では乗客は筆者だけかと思うくらいである。それをよいことに、携行バックに収めた自転車を誰はばかることもなく電車の通路に置いて写真撮影である。何か電車の内が秘境風である。
JR函館本線で江別市から岩見沢市の境目の駅で江別市側が豊幌駅、岩見沢市側が幌向(ほろむい)駅となる。札幌から岩見沢行きの普通列車で豊幌駅に降りることになるのだが、江別駅が終着の電車に乗ってしまうと、江別駅から岩見沢行きの普通列車に乗り換える。江別駅でも乗客はほとんど居ないのに6両編成(8両ぐらいあったかもしれない)ぐらいの電車がやって来て、これは回送電車なのかと思ったりする。
豊幌駅の駅舎と反対側のプラットホームに降る。駅構内に電車が停車していると、乗客は遮断機に遮られて待ちぼうけである。のんびりしているといえばのんびりしている。自転車を抱えている身には、跨線橋の階段を昇り降りしなくて済む分助かる。
この駅は江別駅から6kmほどのところにあり、1956年に開業している。1989年に駅舎が建て替えられ、ステンドグラスの飾りなどがあって小さいながらも洒落た駅舎である。
駅舎には自動改札機があるのだが、何かの理由でこの改札機は動いていない。改札機の前には使用済きっぷ集札箱があって切符を入れて出ることになる。無人駅ではなくて駅員も居るのだが切符をチェックするでもない。これもまたのんびりしたものである。
駅舎の外に出るとレンガのモニュメントが目につく。何の建物かと近づいてみると、これは電話ボックスである。電話機が設置されていたけれど、今時この電話機を使う人がいるのだろうか、と思ってしまう。レンガのモニュメントは駅舎と合わせて景観創りに腐心した結果であって、電話ボックスの機能はつけたしなのだろうと思いながら、そばを走る国道12号線に沿って三日月湖に向かい自転車を走らせた。
- by 秘境探検隊長
- at 00:48
comments
いよいよ江別も本番ですか! 自転車でいらしたとは、パワフルです。私も次回の撮影は、自宅から豊幌まで自転車・・・と思うものの、果たして自転車もしくは歩くためのスペースが道路にあったかもどうか記憶になく・・・。
江別の秘境も取材の仕上げに入ろうとしています。国道12号線は両脇に歩道があり、自転車でも通行できますので、歩いたり自転車走行で危険という訳ではありません。ただ、目的地が12号線のどちら側にあるのか早めに決めておかないと、12号線の横断が大変です。夕張川に架かる橋の上は、風が強いと、自転車から降りて歩道を押して歩いても橋脚が高いのでちょっと怖いです。
隊長様、お久しぶりです。
いつも拝見しているのですが、なかなかコメントを入れられずにおりました。
今回の隊長の文章には何度も笑ってしまいました。
実にシニカルで、隊長の面目躍如といった感があります。
真似をしたいと思いつつ、果たせずにいる私です。これからもクスッと笑わせる文章を期待しています。
田舎おじさん メタボ対策とガソリン高対策で、自動車を止めて自転車で秘境取材を行っています。しかし、汗をかいた分ビールを飲んだりしていますから、上記対策になっているのだろうかと少々疑問を感じています。