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2008年08月13日

夕日

 夕日の頃になると構内の全てのものが赤味を帯びてくる。歩く人も木も建物も一様に夕日を浴びて、赤さが強調されるものは一段と輝く。夕日の赤さは写真に撮ると薄れてしまい、夕刻の情景は実物の色合いと輝きを写真で残すのが難しい。日が西の空に傾くに比例して木や建物の影が長くなり、地面を覆う影の部分が増してくる。木の重なりの隙間から漏れてくる日の光が地面に帯状に走り、その日の光の帯が急速に消えていくと夜のドアが開き始める。昼と夜の交代劇である。

足も木も 暮れる光で 赤味さし

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日は西に 影長くなり 夜のドア

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