2008年08月27日
紅桜公園
南区澄川に紅桜公園がある。位置的には地下鉄真駒内駅の背後の山林を越したところにあるけれど、真駒内駅から直ぐに通じる道もなく、地図の上だけで見ていた場所である。一度は見ておきたいと、定山渓方面へ行く機会を利用して寄ってみる。個人所有の公園のようで、園内にレストランがあり、結婚式場も隣接して建っている。
園内を歩いていると茅葺の家が現れ、門のところにメニューの看板が出ているので喫茶店であることがわかる。せっかくなので入ってみる。建物まで短いながらも庭道があって、玄関横には小さな池があり、緋鯉が泳いる。
紅桜(べにざくら) 公園名で 茶店前
茅葺に 誘われ入りて 喫茶店
玄関を入ると民家風の建物で、えぞ数奇屋造と呼んでいるらしい。木の実茶屋と呼ばれる喫茶店から茶室がつながっていて寿光庵と名づけられている。喫茶店の奥の方には湧き水を利用したミニ庭園が設けられている。メニューにあった抹茶セットを注文する。
抹茶飲む 数奇屋造りの 木の実茶屋
紅桜公園は北陸金沢からの入植した奥矢家が造り管理している。金沢市の兼六公園をお手本にして造園している。北海道開拓の苦労を記憶に留める意味から、園内には開拓資料館もあり、奥矢家が財を成した林業に関わる道具などが展示されている。
鋸(のこぎり)は 今に伝える 開拓時
- by 秘境探検隊長
- at 02:05
comments
いいところがあるんですね。隠れた名所を教えられた思いです。
すぐにも行ってみたい衝動に駆られますが、私には私自身のプロジェクト(?)の「札幌ウォーク」と「札幌麺紀行」を完遂することが先決だと思っています。
それらを終えることができたあかつきには、隊長様の跡を辿りたいものと思っております。
田舎おじさんも精力的に歩かれ、そして食され、このペースなら両プロジェクトの完遂もそう遠いことではないのではないかと思っております。私の方は気ままに札幌を巡っています。