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2008年10月11日

散り際の花と紅葉

 木の葉は散り際に色を変える。炭酸同化作用という木の生命維持機能を受け持つ葉の役目を終えたことを、色が変わることで周囲に宣言して散っていく。一方、花の方は色が薄くなっても花の元の色を残して散っていく。花であったことの誇りを持ちながら終わりを迎えるように。人の散り際は、色の変わる葉のようであるのか、色を保ったままの花のようであるのか。花も葉も秋の季節のあわただしい走りに付き合って伴走しているようで、一日毎に変化をみせながら散っていく。

花真似ず 散り際の葉の 色変わり

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花も葉も 秋の走りに 伴走し

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