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2008年10月14日

伝統の古河記念講堂

 古河鉱業は足尾銅山鉱毒事件を起こし世間の非難を浴びた。その贖罪も込めて同社は国立大学に当時のお金で百万円を寄贈し、その一部が当てられて一九〇九年に現在に残っている古河記念講堂が建てられた。林学教室として誕生した洋風の建物で、玄関内の窓枠に“林”の字のデザインを見ることができる。建物の前には中央ローンがあり、クラーク像もこの建物とペアのようになって設置されている。伝統の建物の傍らで楡の木が色づいて早々に葉を落とし、壁の白を引き立てている。

伝統は 窓に林の 文字残し

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年毎に 重なる落ち葉 白ペンキ

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