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2008年11月04日

クラーク博士の残していった聖書

 「身近な都市秘境を歩こう」の講座の準備と札幌秘境遍路の取材を兼ねて、日曜日の午前中に、礼拝時に合わせて、札幌独立キリスト教会を訪ねてみた。偶然にも北大の顔見知りのS先生が信者で来られたのに出会って、S先生に面白いものを見せていただいた。これは貴重な品であるということから、教会の金庫にしまわれているものをわざわざ取り出しての披露である。

 クラーク博士が札幌農学校に来た時、一期生の大島正健に渡したアメリカから持って来た聖書である。大島が書いたと思われる「My First Bible bestowed by Prest Clark 1876」が読める。しかし、Prestの意味がわからない。

 札幌独立キリスト教会と二期生の宮部金吾、内村鑑三、新渡戸(太田)稲造らの関係なども調べて大まかな知識を得ている。「札幌秘境遍路」(仮題)が出版されることになれば、「札幌独立キリスト教会とクラーク博士の弟子達」の項目にまとめて書きたいと思っている。

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偶然このブログに出会いました。Prest. Clark はPresident Clarkではありませんか。Prestの後にピリオドがあるように見えるのですが。Clark博士は日本では教頭扱いでしたけれど、自分のことはPresidentと呼んでいましたよね。当時マサチュセッツ農科大学の学長ですからPresidentには違いありませんが。

  • Shoichi Fujita
  • 2011年01月17日 11:39

Shoichi Fujita先生 コメント有難うございます。先生のご指摘の通りだと思います。拙著「札幌の秘境」(北海道新聞、2009)に「札幌独立キリスト教会とクラークの弟子達」のテーマで、クラーク先生の残されたBibleを取り上げているのですが、Prestのことについては言及していません。多分、原稿を書いた時点でPresidentに理解が及んでいなかったためと思われます。貴重なコメント有難うございます。

  • 都市秘境作家
  • 2011年01月17日 12:05
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