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2008年11月05日

宮丘公園の初雪

 ドウダンツツジだろうか、初雪の残りの中で際立った赤い葉をつけている。朝日が至れば、赤色はさらに鮮やかさを増す。近くにベンチがあって、表面が初雪で覆われ、まるで半紙を広げたようである。近くに落ちている枯れ枝を筆代わりにして、初雪の半紙に一句したためてみる。ここも朝日が至れば即興の句も消えてしまうだろう。昔、冬の朝ガラス窓に室内の水分が凍りついているところに、何か尖ったもので文字を書いた記憶が蘇る。あの頃の冬は今よりも寒かった気がする。

赤き葉の 初雪に映え 日出かな

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初雪の 半紙の上に 枝の筆

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