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2008年12月08日

モデルバーンの謎

 札幌農学校第二農場には、クラーク博士の構想の下に建てられたモデルバーンがある。ここは、現在一般にも開放されていて、中に入ってみることができる。建てられた当時は、1階部分に牛が飼われていて、2階は牧草などの飼料置き場になっていた建物である。

 このモデルバーンの2階の妻壁部分に出入り口と思われるドア部分がある。そのドアの上部には牛の頭部の飾りもあり、出入りする者を見つめているかのようになっている。

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 さて謎は、どうして2階のこの部分に出入り口と思われる部分があるか、である。当然ここから牧草などを運び込んだはずであるけれど、それはどのようにして行われたか、である。これはちょっと思いがけない方法なのである。

 こんな疑問も、都市秘境のテーマにして、都市秘境遍路を続けている。

comments

びむです。隊長さん、お久しぶりです。

「モデルバーンの謎」についてですが、実は言いますと、今年の9月に北大総合博物館で開催された「検証! 北大の都市伝説」というセミナーに参加し、そこでこの「モデルバーンの謎」のついて解説されていました。なので「どうして2階のこの部分に出入り口と思われる部分があるか」という答えはそこで聞いたのですが、隊長さんのブログの営業妨害をする気はないので答えは言わないでおきます。
また、このセミナーでは「農学部の建物は北大の『北』の字をデザインしたものか」や「中央道路の地下通路」の謎についても解説されており、大変勉強wになりました。

ところで北大関係のネタつながりということで言及させていただきますが、先日日本清酒の記事が上がっていましたが、この工場の近くに「遠友夜学校記念室」というのがあるのはご存知でしょうか。「Let's中央」という青少年の活動をサポートする札幌市の施設の中にあり、新渡戸稲造が遠友夜学校を創設したと言われる場所でもあるのですが、現在は建物の老朽化や札幌市の青少年施策の変更などで存続の危機にあります。この記念室は一度入ったことがあるのですが、新渡戸稲造の功績を称える展示物が結構あり、見ごたえはあると思うのですが、知名度は残念ながらあまりないので秘境コースに入るのではないかと思っております。

参考までに記念室に関するURLを貼り付けておきます。
http://www.ekinavi-net.jp/railway/st-tozai/buscentermae/enyuya-museum.html

  • びむ
  • 2008年12月08日 23:17

びむ様
 どなたかは存知あげませんが、いろいろご配慮や情報有難うございます。

 Let's 中央の新渡戸稲造の遠友夜学校記念室については、インターネット等で写真は見ていたのですが、まだ現地には行ってはいません。日本清酒の酒ミュージアムの近くなので、4月からの秘境を歩こうのコース(が開かれるとして)の一つにこの記念室と酒ミュージアムを抱き合わせで考えています。そのため一度は出向いてみなければと思いながら放っています。

 コメントではこの記念室が存亡の危機にあるとのことで、さて来年の4月まで残っているのかどうか心配ですが・・・

 明日、都市秘境を歩こうのコースに「時習館」記念碑を組み込んでいて、歩く予定です。時習館も遠友夜学校も論語の言葉「学んで時にこれを習うまた説(よろこ)ばしからずや、 友有り遠方より来たるまた楽しからずや」から採られています。論語から校名を採った学校のくくりで秘境のテーマにしたいと思っているのですが、遠友夜学校の記念室が無くなってしまうと、テーマ崩れになってしまうかと危惧しています。

  • 探検隊長
  • 2008年12月09日 01:59
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