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2008年12月21日

仕事の秘境

 知り合いの、HBCラジオのプロデゥサー松浦代志文氏からお声がかかって、土曜日の早朝の番組「中村美彦の一筆啓上」の番組に生出演である。番組の内容が当日の道新朝刊のラジオ番組欄に出て、紹介には早々と都市秘境作家になっている。いよいよ念願の作家の仲間入りである^-~);拙著も本屋に並んでいるので、まあこの肩書きうそ偽りでもないだろう。蛇足ながらこんな本もある。

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 HBCラジオのスタジオには、都市秘境巡りで訪れたことがあり、そのうち「仕事の秘境」のテーマで本にまとめるのもよいかな、とあまり具体的でもない構想を暖めていて、放送の現場は仕事の秘境の一つになり得ると思っている。

 そこでスタジオ内を見回すと、ラジオ放送なので話し手の映像抜きの放送だろうと思っていたのが認識不足で、インターネットでスタジオの様子が流されていて、スタジオの状況をPC画面で見ることが出来るようになっているのである。ラジオ番組だからといって、いいかげんな服装で出向くと恥をかく、という知識を仕入れた。

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 次にスタジオ内で見つけたのが地名の読み方の張り紙である。大雪山国立公園は「だいせつざんこくりつこうえん」、大雪山と単独でくれば「たいせつざん」、大雪国道は「たいせつこくどう」と紛らわしい。地区名の網走市能取は「のとり」、能取湖は「のとろこ」、能取港町は「のとりみなとまち」、能取岬は「のとろみさき」と、こうなるとクイズものです。

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 生番組の写真の右側はキャスターの中村美彦氏、左はアナウンサーの佐々木佑花さん、窓越しの調整室に顔が見えるのが松浦氏である。一応放送前に、こんな質問で、こんな答えといった打ち合わせがあるのだが、話始めると、打ち合わせにない話題で終始したような感じである。ともあれ、早朝に秘境で仕事をした感じである。

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