2008年12月21日
ビットタッチからレラカムイの試合観戦
アルファコートドームに都市秘境の素材がないかと考えていたとき、ビー・ユー・ジー社が開発したビットタッチのシステムが、プロのバスケットボールチーム「レラカムイ」の試合に際して用いられるとの新聞記事が目に留まった。これを切り口にアルファコートドームの秘境が見えてこないものかと、ビー・ユー・ジー社に聞いてみると、開発したシステムを貸し出しているだけで、特に技術者が付いているわけでもない、とのことである。
そこから話はビットタッチを見るついでに、レラカムイの今年最後の試合の観戦ということになって、ビー・ユー・ジーの服部CEOと初めてのプロバスケを観てきた。
インターネットで送られてきたチケットを印刷して、入口で印刷用紙を見せて中に入る。入口付近にビットタッチの装置が並べられていた。これは、お財布ケータイをこの上にかざすと、試合を見に来たバスケクラブの会員のポイントが溜まり、それを景品等に引き換えることができるシステムである。
しかし、現時点ではお財布ケータイを持つ人は少ないらしく、この装置にケータイをかざしている人は、短時間では見ることができなかった。子供達が、これは何かと覗き込んでいるのが目についた。
ビットタッチの方は写真を撮っただけで、試合の観戦ということになった。今日の試合はプロのレラカムイと実業団チームの三菱電機の試合である。実業団チームは親会社からお金が出ているとして、プロのバスケチームは選手に給料を支払わねばならず、アルファコートドームの観客席を満員にしても、経営は大変なのではなかろうか。試合の成り行きより、こちらの方に関心が行く。
試合は62:81でレラカムイが負けた。ど素人観戦者の目にも、レラカムイの選手の動きが鈍く、シュートも決まらず、フリースローで同じ選手が二回も失敗するのがあって、プロの選手にしてはお粗末という感じがする。基本の練習をきちんとしているのだろうか、とも言ってみたくなる。
試合の前とか、休憩時間にチアガールズのアトラクションがあって、バスケの試合より、こちらの方に目が行った。どうもスポーツ好きでもない人間が、スポーツの試合を観戦すると、余興の方が面白く感じられたりする。
- by 秘境探検隊長
- at 18:19
comments
隊長がスポーツ観戦とは珍事(?)ですね。
スポーツ好きの私とは目の付け所が違い、楽しく拝見しました。
レラカムイの経営のことを心配されましたが、水澤社長の話を伺う限りバスケットは魅力的なコンテンツであり、経営的にも十分勝算があるようです。
サッカーなどよりも所帯が小さい割には集客的には良い結果を出しているとのことです。
隊長がいみじくもおっしゃっているとおり、バスケット以外にも総体としてエンターテイメント性を強調することで多くのファンを獲得しようとしているとのことでした。その点で、水澤社長さんはしたたかな経営者と私は見ました。
これからも時々スポーツにも目を向けてください。
田舎おじさんはスポーツ(観戦)好きで、ブログによくサッカーの観戦記事なんかが載っていますね。確かに、ひいきのチームがあって、応援に行く面白さは隊長にも分かります。だから、レラカムイが弱くても、4千人は入るといわれるアルファーコートドームの席がほぼ埋まります。
ただ、札幌ドームでのファイターズの試合では、4万人の動員力で、その1/10の観客では、バスケの選手の給料を支払うのも大変ではなかろうかと思っています。スポンサーも大口のところが期待できないという話も漏れ伝わってくるので、経営は大変ではないかとほ思われます。
外側から見ているとこんなところですが、もしバスケのチームの内情が取材できれば、これは秘境的ですので、そのうちそんな機会がくるかも知れないと、プロバスケを観戦に行かなくても、頭の隅に留めておくことにします。