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2009年03月14日

朝刊に ウクレレの笑顔 訃報なり

 朝刊を開くと今堀忠国さんのアロハルックでウクレレを持った写真が出ている。見出しを見ると「突然の訃報 惜しむ声」とある。少なからず驚いた。同氏はサッポロビール博物館の元館長で、ウクレレやトランペットを演奏する名物館長と呼ばれた方である。

 記事には亡くなってから一週間で、故人の遺志による家族葬で、新聞のおくやみ欄へ案内も出さなかったとあった。生前から自分の近親者のみの葬式の希望を家族に伝えていたのは、今堀さんらしい。当方も家族葬と意思を家族に伝えておこう。

 65歳であったので、当方より若い。退職直後同じ講演会にお互い講師で呼ばれていて、講演会終了後立ち話をしたのが、お顔をみた最後だったと思う。氏「これからどこかに飲みにゆきましょうか」、当方「いや、まっすぐ帰ります」、氏「今日の講演会は薄謝で飲み代に足りませんか」といった意味の会話をしたのがぼんやりした記憶で残っている。

 同氏は道新夕刊のコラム「プラネタリウム」の執筆者で、当方が同じく夕刊の「魚眼図」の執筆者であった関係もあり、現役の頃から袖振り合う程度の知り合いであった。

 同氏からは生前に「ビールとウクレレが仕事かよ」という非売品の本を頂いている。奥様の冷子さんが挿絵を描いている洒落た本である。この本を改めて手にとってみると、装丁がジョッキのビールとその泡になっているのに改めて気がつく。収められている文章も拾い読み程度であった。本日は朝から雨で、この本をじっくり読んでみようと思っている。

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