2009年03月27日
札幌競馬場の駿馬の像
雪国の競馬場は、冬季間は閉ざされる。札幌競馬場の雪に覆われたコースと広場をスタンドから眺めると、大都会にこんな場所があるのか、と驚く。パドックの近くに「駿馬躍進」の作品名のある後藤信夫制作の三頭の馬の像がある。走るのが速い馬を駿と呼ぶが、さらに優れた意味を重ねて優駿と呼ぶこともある。ブロンズ像の駿馬は、騎手を乗せ駆ける動きが一瞬時間を止めて表現されている。雪の季節、像の周囲にある枯木立が観客となって、駆け抜ける駿馬を見ているようである。
動一瞬 固められたり 人駿馬
枯木立 観客にして 駆ける駿
- by 秘境探検隊長
- at 00:05
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