2009年04月17日
春先の「牧歌の像」
JR札幌駅前にある「牧歌の像」と題された本郷新の群像の彫刻は、大通り公園の「泉」と並んで札幌のイメージと重なる彫刻になっている。両方の彫刻とも、裸婦かそれに近い像であるため、雪の季節には景観にはそぐわないもので意識的にあるいは無意識に無視される存在であるけれど、周囲に緑が戻ってくる季節には彫刻にも命が戻ってくるように感じられる。裸婦像に近づいてみると結構肉感的な像である。像の頭にハトが止まっていて、その目はこちらの動作を注意深く見ている。
見上げれば 乳房の尖り 高き春
人見上げ ハト見下ろして 春の空
- by 秘境探検隊長
- at 07:27
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