2009年07月24日
旧国鉄月寒駅跡地碑-白石栄通西郵便局
この碑の碑文を読むと、ここが旧国鉄の月寒駅があった場所であることがわかる。月寒駅は一九二六(大正十五)年八月北海道鉄道千歳線の開通と同時に開業している。その後(昭和十八)年に旧国鉄が買収して国鉄月寒駅となり、地域の住民の足の拠点として親しまれた。
一九七三(昭和四十八年)九月、千歳線の切り替えが行われ、駅は近くにあるアサヒビールの工場からのビールの積み出し駅になっている。一九七六(昭和五十一)年十月この駅が廃止され、駅舎跡にアサヒビール物流センターが出来て現在に至っている。
切り替えられた千歳線の線路跡の方は現在サイクリングロードになっている。このサイクリングロードはアサヒ物流センターとアサヒビールの工場の間を抜け、南郷通と並行に走って厚別川を越え厚別区に入っていく。サイクリングロードを逆の方向にたどると、風景印に描かれている環状夢の橋を通過して、札幌大地公園までつながっている。切り替えられた新旧の千歳線の間をつないで、アサヒビールの積み出し用引き込み線となっていた部分が、サイクリングロードとして残っているのである。
月寒の 駅の記憶が 碑に残り
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- by 秘境探検隊長
- at 12:00
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