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2009年09月20日

 この大学に奨学金を出していて、毎年のように奨学金の授与式にも出席していた。その時の青木奨学金贈呈式の写真も展示されている。この奨学金をもらった学生の一人の劉学軍君はその後長春にある東北師範大学に勤務して、筆者の研究室に3年間滞在して博士号を取得して長春の同大学に戻っている。青木奨学金が役立った例だと思っている。

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 日立製作所にかけあって、当時日立が製造していたパソコン「華立」40台をこの大学に寄贈したことがあり、これも写真パネルになっている。北大勤務との掛け持ちで、よくこれだけのことをしていたと、若さとは仕事の原動力なのだと再認識である。

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 そのうち展示館の説明員の学生達が集まってきて、皆で記念撮影会である。気を良くした筆者は、持ち合わせの「爪句」の豆本を配る。で、その次はサイン会みたくなる。学生達にとってみれば、自分達が生まれた頃の校史のパネルになっている人物が、目の前に居るのが珍しかったに違いない。

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 展示館の見学の後には外国からの招待客との座談会があり、各大学の学長や副学長、教授の先生方がスピーチをする。もう退職している身ではあったけれど、北大の宣伝をほんの少ししておく。現役の時と異なり、北大と交流をしたいとか、北大に留学したいといった話には対応しなくてもよい点気が楽である。座談会が終わって参加者が集まって記念撮影である。

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 李栄徳校長(学長)も今日一日は記念式典や来客の対応で忙しいことだったろう。でも、校長先生も若さで仕事をこなしていると見た。

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 夜は晩餐会で、日本語、英語、中国語の飛び交うなかでの食事会である。筆者の英語(特に発音)もいい加減で、隣に座ったオーストラリアからの先生との会話中「second language」と発音しているつもりで、「second ?」と聞き返されると「language」さえも通じないかと、こんなことが気になって、食べ物と一緒に英語を口の中に飲み込んでしまう。中国語も同様で、簡単のものしか口に出てこない。外国語は音楽同様苦手の部類である。

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