2010年04月23日
春の山道のバッコヤナギ
春先に見る枯れ枝に、白い穂状のものが顔を出している。一見、ネコヤナギに似ているけれど、高い木の枝にあって、ネコヤナギとは違う。これはバッコヤナギ(跋扈柳)で、ネコヤナギのように川の縁に生えているのではなく、山道にあって、ヤマネコヤナギの別名がある。高いところにある花穂を写真に撮って見ると、白い毛状のところから黄色い花が伸びて咲いているのが認められる。雌雄異株の木で、黄色い花は雄株の方である。雪の残る山道で出会う、最初の春の木花である。
曇り空 バッコヤナギの 色くすみ
穂冠(ほかんむり) 小さき黄花 春を告げ
- by 秘境探検隊長
- at 02:58
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