2010年06月08日
江部乙神社のウワミズザクラ
江部乙神社の屯田魂と彫られた碑の横に、初めて見るのではないかと思われる木花が目についた。穂状の白い花が沢山枝についている。近くで境内を掃除している人に木の名を聞いてもわからない。後で調べるとウワミズザクラで、漢字では上溝桜である。昔、この木からの材の上に溝を彫って、これを火にくべて亀甲占いを行ったことから、漢字の上溝が当てられ、これが訛ってウワミズとなった説がある。花の蕾の塩漬けを杏仁子(あんにんご)と呼んで、食用にする地方もある。
穂状花 風雪の年 飾り来て
上溝が ウワミズ転訛 桜花
- by 秘境探検隊長
- at 18:49
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