2010年07月29日
色使いの巧者のビオラ
庭に迷い込んだようにビオラの小さな花が咲いている。園芸品種のパンジーの小さなものをビオラと呼んでいるらしいけれど、ビオラとパンジーの区別はあいまいのようである。庭のビオラは植えた訳でもないのに、種でも飛んできて根付いたのだろうか、夏の盛りに咲いている。紫の花弁の一部が黄色くなっていて、そこに筆で描いたように、濃い紫の線が鮮やかである。花弁の紫のグラデェーションも、染物の高度な技で作り出されたようで、ビオラは色を扱う優れた染織家でもある。
描く線 鮮やかに出て 花弁画布
紫に 黄(き)の配色の 匠技
- by 秘境探検隊長
- at 02:34
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