2010年10月11日
雨滴と朝日が作る光の花
雨上がりに、草花に残っている雨滴は、注意して見ると見応えがあり、写真撮影の好被写体である。スギナであろうか、葉の無い茎だけに見える草に小さな雨滴がついて、朝日に輝いている。まるで、粒状の光の花が咲き出して、そのうち消えてしまう一日花のようである。マクロ撮影の写真をパソコンで拡大して見ると、エノコログサの毛の部分にも細かな水滴が並んでいる。この草は既に種子を持っているけれど、種子から伸びた毛にまた水滴の種子が出来ているみたいである。
陽の作る 一日花が 茎に咲き
毛の先に 微小実の生り 雨上がり
- by 秘境探検隊長
- at 10:14
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先月からラベンダー畑でスギナの除去作業で悪戦苦闘しております。
地表に出ている部分は10cm程度ですが茎数の多い花などの芯部分から伸びると手に負えません。
地下20cm位の深さに、黒く目立たない地下茎を這わせており、昨日掘り当てて手繰って行くと60cmもありました鍬などで千切れても一向に苦にせず生き延びており除草剤も平気?です。
スギナは写真のように雨水だけでなく晴天続きでも朝露を上手に蓄える術を身に付けており花壇では賢くて手強く脱帽ものです。
早春の土筆は食用になり、スギナは薬草と言われておりますので、願わくは土手などで土筆やスギナとして勢力を広げても、畑や花壇には侵入して欲しくない強敵です。
庭いじりをする人にとって、スギナは厄介者以外の何物でもありません。我が家の同居者も、庭仕事でよくスギナ取りをしています。土地が痩せてくると(酸性になると、かも知れません)はびこる草のようです。スギナの胞子茎がツクシであることを最近まで知りませんでした。化石的植物で、今に生き残っているので、生命力があるのでしょう。