2010年10月19日
白髭のあるシラヒゲウメバチソウ
鉢植えにされたこの花が、本格的な秋を迎える時期に咲いている。ウメバチソウ(梅鉢草)は、花が梅鉢の家紋に似ていりことから命名されている。これに白髭と修飾語が付くのは、花弁が裂けて髭のように見えるためで、ウメバチソウの方は花弁が裂けることはない。花の咲き始めの頃は、雄蕊と雌蕊が寄り添うようにしているのが、開花が進むにつれて、雄蕊は外側に向かって広がり、雌蕊は白い柱頭を出して子房を膨らませる。花弁の裂け方も進行して、白髭の形容詞通りになってくる。
花の中 蕊が身を寄せ 半開き
全開で 蕊の離れて 髭の花
- by 秘境探検隊長
- at 12:03
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