2010年11月06日
紅葉の映る林檎園日記碑
天神山緑地には、かつて平岸の地でのリンゴ栽培を記念するため、リンゴに因んだ歌碑と文学碑がある。歌碑の方は石川啄木のもので、啄木が想いを寄せた橘智恵子を詠んだ歌「石狩の都の外の 君が家 林檎の花の散りてやあらむ」が刻まれている。文学碑は、久保栄の戯曲「林檎園日記」で、その第二幕の冒頭の一節が彫られている。久保には「火山灰地帯」の代表作がある。文学碑の御影石の表面に天神山の紅葉が映り込んでいて、リンゴの木ではないけれど、文学碑を引き立てている。
紅葉が 碑面も見よと 文学碑
石鏡 紅葉映し 天神山
- by 秘境探検隊長
- at 00:01
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