2010年11月19日
二名の石工の名前のある弥彦(伊夜日子)神社の狛犬
新潟県からの入植者により、1912(明治45)年に新潟県の弥彦神社からの天之香具山命(あめのかぐやまのみこと)の分霊で創祀され、後に大宰府の天満宮からも菅原道真公の分霊を受け、祭神として祀るようになった。狛犬の盤台には大正13(1924)年の建立年と二名の石工、山崎鶴吉、武石新平の名前が刻まれている。この眼窩がくぼみ、耳を立てた貌の狛犬が札幌産狛犬の一つの流れを作っており、二人の石工はその源流に位置しているようである。
紅黄葉 朱塗りの鳥居 妍(けん)競い
力作に 石工(いしく)の二人 名を刻み
- by 秘境探検隊長
- at 00:14
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今年6月に再就職先を退職したのですが、その勤務先が伊夜日子神社と同郷の新潟県の関係で、毎月の初日には欠かさずに宮司さんにお祓いに来て戴いて居ります。
地下鉄幌平橋近くのその神社が在職中の営業エリア内に在り、キラに行くときなど結構頻繁に前を通っておりながら一度も立ち止まった事が無く、すぐ前には護国神社もあり、近い内に是非立ち寄り、名工の狛犬などもじっくり拝観したいと思っております。
今まで狛犬の制作者の石工職人の名前などまったく知らなかったのですが、山崎鶴吉という人は北海道の狛犬制作の歴史上での重要人物のようです。狛犬の台座に名前が彫られています。何事にも歴史はあるものだ、との感を深くします。