2010年12月14日
小高い丘が境内の藤野神社
地図にはこの神社の場所が記されていない。ただ、藤が丘高台公園に接してあるとのことで、国道230号で藤野に入ってから、国道から逸れて公園の近くに駐車する。あいにくの雪空で、鉛色の空から、雪が小雨に変わって降ってくる。公園の入口から雪で埋まった階段を登り、公園の横から遊歩道に出て神社の鳥居に到達である。
社殿はなく、天照皇大御神が彫り込まれた碑があり、これがご神体となる。1910(明治43)年、この祭神を祀ったのが神社の始まりである。ご神体と並んで石碑があり、こちらには「我樹木を愛す 自然は宝なり 佐藤義男翁」の文字が碑面に刻まれている。
社殿無く ご神体見え 雪の丘
ご神体 雪を被りて 藤野の地
境内や藤が丘高台公園は小高いところにあり、藤野の街が見下ろせる。山の斜面を利用してリュージュの練習コースが設けられている、札幌市藤野野外スポーツ交流施設のある豊栄山(562 m)が雪空の下に突き出しているのが見える。豊平山、豊見山と合わせて藤野山豊山と呼ばれる山である。
雪煙り なびく頂上 豊栄山
- by 秘境探検隊長
- at 14:28
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