2010年12月26日
上白石神社のキッチュな狛犬
豊平川は東区と白石区を分けていて、北13条大橋で豊平川を越え白石区に入ると南7条米里通とぶつかる。その交差点近くで、この通りに面して上白石神社がある。境内といっても、鳥居から社殿までの短い道が主な境内で、灯篭と狛犬が置かれているだけの質素な神社である。
境内にある由緒書きを読むと、明治26(1893)年三嶋大社から大山祇神の分霊を受けて祀ったのが始まりである。社名の標柱には昭和57(1982)年建立の年号があるので、この年に神社を新しく造営したようである。一対の狛犬にも昭和56年の奉納年が刻まれている。
上白石神社の新しい社名柱と鳥居
狛犬は新しいもので、同じ形のものが他の神社にも見られる。例えば、清田区の三里塚神社のものとそっくりさんである。信濃神社のものとも似ている。多分同じ石材店かその例列の店でつくられたものなのだろう。この手の新しい狛犬は、石工の技や特徴があまり見られず、見ていて味気ない。テーマパークに置かれたキッチュな獅子の置物にさえ見えてくる。
味気なき 狛犬の居て 新社(しんやしろ)
狛犬は 新モデル風 キッチュなり
石材も御影石で、軟石のように風化も進まないので、いつまでも新しい姿を見せていて、この点も風情に欠ける。狛犬なら、年季が入っているところが風格を添えるのに、いつまでも新しく見える狛犬では、素材に反して、安っぽく見えてくるのは否めない。
- by 秘境探検隊長
- at 12:52
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今朝の北海道新聞の卓上四季で、以前Yコラムニスト氏が「歴史ある言葉は深く根を張って他とからみあっているから驚きべき力を発揮する。新しい言葉より旧い言葉、歴史有る言葉を好んだ。」との記事を見て、最近世間で起きた二つの場面を思い比べて合点しました。
一つは、お正月のバラエテイ番組に、名だたるおバカさんを集めた人気番組のクイズに出たテーマが、なんと「阿吽の呼吸」でした。
しかも正解者が居たのです。
二つ目は、今回優勝したサッカーアジア大会に関する予想テレビ番組で、或解説者は、試合運びの説明の中で事も無げに「阿吽の呼吸」を説明抜きで使用しておりました。
本来ならば、今時の国際化社会のテレビ番組で外人には到底超難問の言葉を説明抜きに使用することはNGとして没になり、生での使用は有り得ないことで、逆に言えば、知らぬ間に「阿吽の呼吸は」国際語に進化していたとしか理解出来ません。
道新で卓上四季子は菅首相の「尊農開国」を「損農壊国」か、と茶化していましたが、卓上四季子もなかなかですね。阿吽の呼吸も、意味もさることながら、その場の空気を読む(KYの造語・新語がありましたか)技能の方はどうなっているのかな、と考えることもあります。