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2011年01月04日

町内会館の内にある豊平川神社

 豊平区水車町6丁目1番地に、地域住民の集会や活動に利用される旭水会館があり、この建物の中に神社が納まっている。会館の外壁に神社の由来記があり、読んでみる。1887(明治20)年、岩手県からの入植者が豊平川の氾濫防止を祈願して、郷里の水神を祀ったのが神社の始まりである。
 1919(明治43)年、札幌神社(現北海道神宮)の宮司が「豊平川神社」と揮毫してからこの神社名が定着した。1971(昭和46)年、神社用地が札幌市の都市計画で道路用地とされたことから、町内会館とともに現在位置に会館と一緒になって移っている。祭神は水波乃命(みずはのみこと)(清い水の流れをいつまでも続くようにする神様)、御井神(みいのかみ)(天地万物の生物に清い水を与える神様)、鳴雷電命(なるいかずちのみこと)(生物の水が不足しない様に雷電によって雨を降らせる神様)である。

豊平川神社のある旭水会館

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 旭水会館は常時開いているわけでもないので、確実に開いていると思われる元旦に出向いてみる。会館の玄関は開いている。しかし、人影がない。1階の玄関に近い部屋にも人が居らず、2階に上がってみる。しかし、神社らしきものはない。1階に戻り、一番奥の襖を開けると、何と神事の最中である。狭い部屋に氏子が集まって、神主を囲んで元日の催事を行っている。許可を得て写真撮影である。寒い戸外から温かい部屋に入って、カメラのレンズが曇る。何度拭いても曇りがとれず、霧のかかったような写真しか撮れなかった。

元日や 神事を撮りて 霧の中

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豊平川神社の額

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