2011年01月17日
雪で覆われたモエレ沼公園
モエレ沼公園は夏と冬では景観が随分と違ってくる。夏の芝生の緑と水の流れが一面の雪野原に変化している。雪で覆われた大地とその上に広がる空の境目に松並木が続いていて、これが天地を分ける境界線を太めに描いたようになっている。この境界線が緩やかなカーブを描いて盛り上がり、人造のモエレ山の稜線になって行く。木も造形物も無いモエレ山の山腹に、幾筋もの滑降の跡がある。スキーやソリに興じてできた跡で、雪遊びを楽しんでいる人たちが点のように見えている。
空と地を 分ける地平の 松並木
山腹に 滑り筋見え 雪遊び
- by 秘境探検隊長
- at 01:30
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雪で覆われた純白の大地と、その上に広がる青空を、遥か彼方の松林が横一線に黒い境界線のように区切る光景は、思わず引き込まれる一枚の絵で、見ているとさらに過去の強烈な情景を連想させます。
昨夜の中国テレビ番組「レッドクリフ」の赤壁の戦いで、曹操の攻撃兵が孫権・劉備の連合軍に、遥か彼方から横一線で襲い掛かる緊迫の光景が重なりました。
同じく、NHK大河ドラマで、織田信長と徳川家康の連合軍が姉川の戦いで浅井長政・朝倉義景の連合軍に大勝した激突の情景などです。
何時までも記憶に残るような価値ある追憶形成の条件とは、十人十色ですが、複数の印象深い映像とか、心に残る文学的情景描写などが複合的に脳裏に刻み込まれる場合のようです。
折角の札幌の冬が織り成す素晴らしい平和な情景に対し、こんな追憶を連想して誠に申し訳有りません。
伊東さん レッドクリフを視ておられましたか。私も最初の部分は視ていたのですが、画像処理を駆使した映像は見ごたえはあっても、何か劇画調、アニメ調で早々に寝てしまう方の選択です。三国志(演義)は、文字で読んで、空想を広げる方が面白いと思いました。歳のせいですかね。