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2011年02月03日

雪道の木の肌に飛ぶ鳥

 草花が雪の下に眠っている冬の山道では、目に入ってくるものは立木ばかりである。立木もすっかり葉を落としていて、幹だけが雪景色の中にある。樹皮の一部がはがれたり、枝の折れた痕が幹の木肌にあると、それが人の顔や動物の姿に見えてくる。気が付くと、そんな木肌のパターンを探して歩いている。白樺に鳥が飛んでいるように見えるものがある。羽と胴体を並行にして滑空状態である。シナノキの幹には羽を広げて飛ぶ鳥である。羽の部分は蔦が絡みついた痕のようである。

滑空の 鳥を認めて シラカンバ

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シナノキに 飛ぶ鳥のいて 雪の道

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シラカバの鳥は、先日のテレビで見た隼が小鳥を襲う姿を連想しますが、これほどリアルで明確な樹肌に逢えるのは全く偶然中の偶然とも言える幸運と思います。
シナの樹肌に残ったツルの巻跡は作年秋に一度小樽の林でで見かけたのでわかりますが、之に更に翼が重なって、鳥の姿に変身するのは極くごく稀と思います。
冬芽や葉跡に現れる猿とかエイなどの面相は、多分遺伝子が創った世紀の大発見ですが、シラカバ樹肌の隼に今後再び遭遇する確率は限りなくゼロに近いのでは?
何か特別良い事がありそうですね。

  • 伊東 裕
  • 2011年02月03日 16:02

 木肌の模様を探して撮った写真もそこそこ貯まってきています。同好の士の、同様な写真を集めて、木肌のアート写真展とかいった、ネット上の写真展なんかも面白いのではないかと考えています。Hi

  • 都市秘境作家
  • 2011年02月03日 16:34
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