2011年03月09日
茶色を凝縮したようなノリウツギの実
春が近づいて雪が締まってくると、夏には藪になっているところにも足を踏み入れる。色の乏しい雑木林に、茶色の房になった実と白い枯花が葉の無い枝にからまってある。ノリウツギの実と枯花のようである。雪の山道に落ちているノリウツギのものと比べると、かなり大きく見えるけれど、この時期枝に残っている花実としては他に思い当たるものがない。周囲の茶色を濃縮したようなこげ茶色の実の上に、青空が雲の間から顔を出す。枝の隙間を通して、下に広がる町並みが見える。
枯れ色の 茶色凝縮 ノリウツギ
雪残る 町並み見えて 枯れ花実
- by 秘境探検隊長
- at 14:41
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