2011年04月27日
道新文化センター講座・2回目
都市秘境講座の2回目は、JR篠路駅に集合である。年季物の駅舎から、五ノ戸の森に向けて歩く。五ノ戸の森は雪解けが終わったばかりである。足元にカタクリ、エンレイソウ、フクジュソウなどが咲き出して、良い写真の被写体になる。
遊歩道も一部を除き、乾いてきて、歩くのには支障がない。イチゲやニリンソウの白い花を歩きながら観賞する。
この森での一押しの見所はアオサギのコロニーで、頭上の高木に巣があり、アオサギが止まっている。卵が孵ったようで、雛鳥が巣の隙間から顔を出している。
アオサギの巣のある木の下にはカタクリも群れて咲いていて、ここは木の上、下で春の息吹を感じることができる。
予想もしなかったのは、成虫で越冬したクジャクチョウがフキノトウに止まっていたことである。この蝶はどのようにして越冬したのか、興味のあるところである。
五ノ戸の森から篠路神社に行き、狛犬、農耕馬のペルシュロンらしき馬の石造、馬魂碑などを見る。保存樹のシダレヤナギもある。境内の社殿の後ろ辺りに五角柱を見つける。
見学終了後はJR学園都市線で札幌駅に戻る。
- by 秘境探検隊長
- at 14:55
comments
コメントを入力してください
これほど綺麗な色彩の蝶が、どうやってこの季節外れの冬を生き延びたのかは私にとっても大変興味があります。
最近のテレビでプログのような蝶の数百万もの大群が、台湾南部で樹に群がり越冬している様子を放映しており、その後渡り鳥のように数百キロ先を目指して飛び去るとのことでした。
札幌のような寒い地域でも、何等かの温度環境条件の整った場所で運良く越冬した蝶が、早春の今時期の暖かい日に出現し、秘境探検隊長の目に止まったのではないかと思うのですが、どうなのでしょう。
札幌でも成虫の蝶が越冬して春先に見られるようです。北海道の昆虫の図鑑にもそのような例の写真が載っていました。零下にならないような(零下では蝶の体内の水分も凍ってしまうでしょうから)軒下とか木の虚とかで冬眠状態になっているのではなかろうか、と推測しています。あくまでも推測ですが。