2011年04月04日
商魂が早める季節感
商魂は先走りする。4月が始まったばかりというのに、大型商業施設の中に、桜木と鯉幟の飾りつけである。どちらも北海道では5月の風物詩に挙げられるものである。4月で外に雪が舞っていても、商業施設内はいかようにも季節を早めることができる。作り物とはいえ、本格的な木の模型で、太い幹から枝が伸び、そこに桃色の桜花が取り付けられてある。満開の桜の木を見下ろすように、鯉幟が配置されている。鯉幟は本物でも、施設内に風がなく、紐で張られていて動かずにいる。
商魂が 季節を早め 5月なり
客流れ 泳がぬ鯉が 頭上なり
- by 秘境探検隊長
- at 14:38
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