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2011年04月16日

ストローと爪楊枝

 ドロヤナギの幹から枝が出ていて、この枝が十分に成長しないと、幹から落ちるか落とされてしまうようだ。幹が太くなれるよう、木自身が自分の枝の剪定を行っているようである。枝の落ちた跡が目にも口にもなり、人の顔が現れてくる。口の部分に未だ枝があるか新しい枝が出てくると、ストローをくわえているようにも、くわえタバコのようにも見る。枝が細いとくわえているものは爪楊枝といったところか。ドロヤナギの木肌は滑らかなので、顔になぞらえるのに適している。

ストローで 吸い尽くそうと 口尖り

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爪楊枝 口にくわえて 食後なり

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プログでは、人の顔立ちに見事にそっくりなシラカバの枝跡をちょくちょく見せて頂いておりますが、これまでは、てっきり強風のせいか、単なる枝枯れかと思っておりました。
植物は、晩秋に光合成機能の済んだ葉をアポトーシス機能で枝から切り離し落ち葉に処理している事は定説として知られておりますが、意外にも樹木自身が太い枝を自ら剪定しているとは全く初耳です。
おまけに、爪楊枝を咥えた構図には初めてお目にかかりました。
シラカバから見れば、私の目などは全く節穴程度に見られて居るのかも知れません。

  • 伊東 裕
  • 2011年04月16日 21:21

 専門家でないので、木自らが自分の枝を落としていくのかどうかははっきりしないのですが、幹を太くして伸びるためには有りうることだと思っています。木の幹についた枝の跡は、急に枝が折れたというより、枝を絞り出したように見えます。樹木の知識はこれっぽっちも持ち合わせていなかったのに、写真を撮る合間に被写体を観察してみると、知らないことばかりだったと、今更ながら感じています。

  • 探検隊長
  • 2011年04月17日 03:26
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